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「子供がいても保険は不要」と怒る夫の説得法

9/11(水) 6:00配信

東洋経済オンライン

 「保険好き」と言われる日本人は、「過剰保険」のおかげで万一のときに「保障が足りない!」という事態に見舞わずにすんでいるかもしれません。しかし、筆者のもとに家計相談に来る方々の中には、「保険嫌い」もときどきいらっしゃいます。保険嫌いが原因で、必要な保障が足りていないこともあるのです。

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 もちろん、保険は「たくさん入れば安心」というものではありませんが、「まだ貯金が少なく、万一のときに残された家族が困るかもしれない」という人などは、保険で備えておくほうがよい場合もあります。

■死亡保険加入を妻に提案され、激怒する夫

 今回は、明らかに備えが足りないにもかかわらず、保険の見直しがうまくいっていない夫婦のケースを紹介します。聞けば、夫は妻の保険の増額の提案に激怒。妻は不安に感じているものの、夫が大の保険嫌いなのです。

 41歳の妻B子さんは「貯金が少ないうえに保険も足りないような気がして……」と不安な様子です。スーパーの隣にある保険ショップに足を運んだこともあるとのこと。そのときも「保険が足りないのでは?」と指摘され、家に帰って夫に見直しを相談したそうです。すると、夫のAさんは激怒。「お前は、俺が死ぬことを考えているのか!」と怒鳴られてしまいました。

 何とか夫をなだめ、B子さんは一緒に相談にやって来ました。「死亡保険の加入を考えたい」とのことでしたが、この場合、夫の年齢や子どもの人数だけではなく、公的な保障も計算に入れて「遺族がどれくらい金銭的に困るか」をはじき出し、保障額などを検討することが必要です。ねんきん定期便も使って遺族年金を計算し、老齢基礎年金や死亡退職金、さらには日々の生活にかかる支出も勘案して、必要保障額をはじき出しました。

 改めて整理します。43歳の夫Aさんは会社員、41歳の妻B子さんは扶養内のパート。2人の子どもは9歳と7歳です。ねんきん定期便によると、厚生年金の加入月数は221カ月で、報酬比例の厚生年金額は約49万円でした。この加入月数と金額が遺族厚生年金の受給額にかかわってきます。

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最終更新:9/11(水) 6:00
東洋経済オンライン

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