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メディアの新しい収益アプローチ:同業他社へのソフトウェア販売

9/12(木) 16:51配信

DIGIDAY[日本版]

ブランドに広告を提供するだけでなく、クライアントへサービスも販売する、デジタルプロダクト企業のようなパブリッシャーが増えはじめている。

2019年8月上旬、インフォーメーション(The Information)は、プロダクトの中核に力を与えるニュースレターテクノロジーの販売をアクシオス(Axios)が計画していると報告した。6月に遡れば、アドバンス・ローカル(Advance Local)内でデジタルプロダクトを開発するインキュベーター、アルファ・グループ(The Alpha Group)がオーディエンス成長責任者をはじめて雇用。そして、プロジェクト・テキスト(Project Text)向けの新しいビジネスとして、レポーターがオプトイン読者に直接記事のテキストを提供できるようにするサービスを盛り上げた。その翌月、ワシントン・ポスト(Washington Post)は、クライアントが1カ月以内に、新しいウェブサイトの立ち上げ・運用を可能にする同社のコンテンツ管理システム(CMS)のライトバージョンであるページビルダーテーマ(Pagebuilder Themes)をロールアウトした。それは、ワシントン・ポストが市場に導入している、大量のプロダクトアップデートの一部だ。

しかし、消費者収益へのピボットが技術と人材という頭痛の種を伴って起きているように、特に競合他社へのソフトウェアの販売は厄介だ。それは数カ月かかる可能性がある、ゆっくりと進行するプロセスであり、高度に専門的な営業担当者を要する。また、そうしたプロダクトが市場で勢いを増すなか、消費者の要求により、多くのパブリッシャーがまだ使用しているプロダクト向けのロードマップが一層複雑になっている。時間が経つにつれ、パブリッシャーは、プロダクトロードマップはクライアントのニーズによって動かすべきか、自分たち自身のニーズによって動かすべきかを考えなければならなくなるかもしれない。

「常にバランスが重要だ」と、アークパブリッシング(Arc Publishing)のプロダクト責任者、マット・モナハン氏はいう。「最初から、真のSaaS(software-as-a-service)プラットフォームの構築方法について我々はしっかりと考えなければならなかった」。

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最終更新:9/12(木) 16:51
DIGIDAY[日本版]

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