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カワサキ「Z250」試乗インプレッション

9/12(木) 6:40配信

webオートバイ

クイックで俊敏な走り、それが「Z」の真骨頂

フルカウルでスーパースポーツ的イメージを漂わすニンジャ250に対し、ネイキッドスタイルのストリートモデルと位置付けられるのがZ250。

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2019年2月15日に発売された2代目Z250は、2018年2月にフルモデルチェンジされたニンジャ250がベースで、6年前に登場した前モデルとは別物の仕上がりとなった。

前モデルユーザーが最も悔しがるのは、全ての回転域で強化されたエンジン特性だろう。

前モデルは4000回転以下だと少々頼りなく、ゼロ発進時は回転数とクラッチ操作に気を使ったが、新型はアイドリング回転のまま発進できる粘り強さを身に付け、普段使いで常用する中回転域ではスロットル操作に対して即座に反応して力強く加速する。

これによって発進加速頻度の多い市街地はもちろん、急な上り坂や向かい風の高速道路走行といった、ツーリング中にたびたび遭遇する状況での扱いやすさが格段に向上した。

8000回転あたりからグッとパワーが盛り上がり、13000回転までフリクションを感じさせずに軽く吹け上がる高回転特性はニンジャ譲り。

各ギアの守備範囲が広く、回り込んだコーナーや峠道の連続ターン、サーキット走行でもコーナリング中にシフト操作を強いられる頻度を減らせるのでリズムを崩さずに駆け回れる。

動力性能のフィーリングはニンジャと同じだが、決定的に違うのがハンドリング。

カウルを取り去ったことでニンジャよりもフロント回りが2kg軽く、グリップ位置が高く幅広のハンドルには腕の力と上体の重さを伝えやすい。ライダーの操作に対して軽快に鋭く反応するから、ジムカーナ的な走りも得意だ。

普段使いでは上体の前傾度が弱くなり、アイポイントが高くなるので見通しが効くし、ギャップ通過時にフロントから突き上げられても手首や肩、首に掛かる負担も少ない。

ニンジャと比べると上体に受ける風圧が大きくて直進安定性もやや弱まっているが、エンジン振動の少なさ、吸排気音の静かさと併せ、高速道路での110km/h以下のクルージングも実に快適だった。

ニンジャと乗り換えながら試乗したが、公道での走りは甲乙付けがたい。より高い速度域での快適さを重視するならニンジャ、普段使いなら軽快なフットワークで適度な風を感じるZが魅力的だ。

文:太田安治、編集部/写真:南 孝幸、森 浩輔

最終更新:9/12(木) 6:40
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