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【マラソン】渡辺康幸氏が語るMGC男子展望 一発勝負、早い段階で勝負に出る選手が出てくるのでは?

9/12(木) 9:16配信

ベースボール・マガジン社WEB

上りに強そうな選手は?

――飛び出した選手が逃げ切れなければ、37km以降の上りで勝敗が決まる展開になります。早大時代の教え子である大迫傑選手(Nike)の上りはどうでしょうか。

渡辺 大迫選手も設楽選手(悠太/Honda)も線が細いので、上りをガツガツ行くタイプではありません。井上選手(大仁/MHPS)も含め、フォアフット接地は平地の方が生きるでしょう。ただ、大迫選手もボルダー(米国コロラド州の高地)でアップダウンをよく走るようですし、初マラソンのボストン(2017年)も心臓破りの丘を克服しました。佐久長聖高時代もクロスカントリーに強かった。上りで離せるかどうかはなんとも言えませんが、上りに苦手意識はありません。

――上りに強そうな選手は?

渡辺 山本選手(憲二/マツダ)です。太ももや体幹が違いますね。服部選手(勇馬/トヨタ自動車)や中村選手(匠吾/富士通)も強そうです。

――やはり上りに強い選手が有利になりますか。

渡辺 有利にはなると思います。東京のコースは最後に何度も上るので、本当にいやらしいコースです。ただ、箱根駅伝2区の戸塚中継所前の坂ほど傾斜がきついわけではありません。どの選手も上りの練習はしているので、極端に弱い選手はいないはずです。そうすると、余力のある選手が勝つのではないでしょうか。

――最後の1kmは少し下っています。ラスト勝負に強い選手は?

渡辺 付いていって最後に強いのは佐藤選手(悠基/日清食品G)です。ラスト100~200mのスプリント勝負は特に強くて、トラックで日本代表を狙っていたころの日本選手権では最後に競り勝っています。大迫選手も16年、17年と日本選手権で2連勝して着実にスプリント力を付けてきています。逆に、服部選手、中村選手、設楽選手と井上選手の4人は、ラスト勝負を避けたいでしょうから、ロングスパートになるでしょうね。仮に最後で差されても、2位に入る可能性はその方が高い。何とか逃げ切りたいはずです。

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最終更新:9/12(木) 9:16
ベースボール・マガジン社WEB

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