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花も実もあるシンガーソングライター、ロロ・ズーアイ

9/12(木) 12:04配信

WWD JAPAN.com

2017年に発表した楽曲「High Highs to Low Lows」で一躍有名となったシンガーソングライターのロロ・ズーアイ(Lolo Zouai)。現在23歳の彼女は、アルジェリア人の両親のもとにフランスで生まれ、その後サンフランシスコやロサンゼルスで育ち、現在はブルックリンを拠点に活動している。このようにさまざまな地域で過ごしたバックグラウンドから多様な音楽やカルチャーに影響を受け、それらを折衷して自身の音楽として昇華し表現。フレンチミュージックとトラップの要素を混ぜ合わせたような物憂げでノスタルジックなサウンドに、ズーアイのミステリアスな声を乗せている。また英語やフランス語を織り交ぜたソングライティングのセンスも高く、女性R&Bシンガーのハー(H.E.R.)が今年のグラミー賞を獲得したアルバム「H.E.R.」には、ソングライターとして「Still Down」を提供している。

花も実もあるシンガーソングライター、ロロ・ズーアイ

4月に楽曲「High Highs to Low Lows」と同名のデビューアルバムをリリースし、8月には「サマーソニック 2019(SUMMER SONIC 2019)」の出演に加え、ファッションアイコンとして「コーチ(COACH)」のグローバルキャンペーンに抜擢されるなど、勢いを見せるズーアイ。彼女がいったいどのように楽曲を制作しているのかルーツとともに迫ったほか、ファッション観や意外な交友関係についてまで話を聞いた。

WWD:活動のきっかけは?

ロロ・ズーアイ:小さい頃からシンガーになることが夢で、自分を信じて歌の練習をずっと続けて、いろんな音楽を聴いて、だんだんうまくなって、形になり始めたのが2014年ごろ。それで「サウンドクラウド(SoundCloud)」に自分の部屋で作ったビートやほかのアーティストのカバーをアップするようになったんだけど、アップしては非公開にしたりしてたの。それからニューヨークに移り住んだタイミングで「本気で音楽をやろう」と思って、まずはじっくりと時間をかけて“私の音作り”をしたのよ。50曲ぐらい録音したけどそれは練習のためだから発表しなくて、17年に「High Highs to Low Lows」ができたときにようやく「最初にアップしたい曲はこれだ」って思って発表したの。

WWD:カバーは誰の何を?

ズーアイ:高校生の頃にT-ペイン(T-Pain、米シンガーソングライターでラッパー)の「Up Down(Do This All Day)」をカバーしたのは覚えてるわ。5万回ぐらい再生されたの。数週間前に「アップルミュージック(Apple Music)」の番組で彼の曲を流したら本人がツイッターで反応してくれて、「人生は素晴らしい!」って思ったばっかり(笑)。

WWD:T-ペイン以外に好きなアーティストや影響を受けたアーティストは?

ズーアイ:好きなアーティストはたくさんいるし、誰か1人のアーティストを崇拝しているわけじゃないから答えるのが難しいわね。高校生時代はトゥー・ショート(Too $hort、米西海岸出身のラッパー)がアイドルだったけどいまの私はラッパーじゃないし、T-ペインは影響は受けていないけど好きなアーティストの1人。子どもの頃から今にいたるまで、本当にいろんな人たちから影響を受けているだろうし……この質問は好きじゃないわ(笑)。

WWD:自分の部屋でビートを作っていたということは、家に宅録などの機材があったんですか?

ズーアイ:マックブック(MacBook)を買って、「ロジック(Logic、音楽制作ソフト)」で作ってたの。マイクはシュアー(SHURE)の“SM7B”を使ってたんだけど、理由は「自宅での録音に最適なマイクは?」ってググって出てきたから(笑)。マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が「Thriller」の録音で使ったマイクって書いてあって、「あのアルバムは最高だから私もこのマイクを使えばいい音楽が作れるかも」ってね。あとはマイクをマックブックにつなぐインターフェースとMIDIキーボードかな。それだけあれば音楽を作るには十分だった。まぁマックブックがあれば何でもできちゃうからMIDIキーボードはいらなかったんだけど、コードを弾くにはキーボードの方が使いやすくて。でもマックブックを買う前からiPhoneの「ガレージバンド(GarageBand)」(音楽制作ソフト)でビートを作っていたし、今じゃもっと機材はいらないと思うわ。

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最終更新:9/12(木) 14:01
WWD JAPAN.com

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