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「太くてブサイク」と言われ続け…英シンガーが自殺未遂を告白

9/12(木) 23:00配信

コスモポリタン

女性をエンパワーする歌詞やパフォーマンスで世界的な人気を博しているイギリス発のガールズグループ「リトル・ミックス」。彼女たちはまたインタビューやSNSの投稿などでも等身大の姿を見せ続け、多くの共感を呼んできた。そんな同グループの一員であるジェシー・ネルソン(28歳)がまもなく公開されるドキュメンタリーで、自殺未遂の過去について告白している。

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「ワン・ダイレクション」を輩出したオーディション番組『Xファクター』をキッカケに結成され、2011年に同番組で優勝を飾った「リトル・ミックス」。いつも他のメンバーに気を配り面倒見の良いジェシーは、同グループにとってお姉さん的な存在。そんな彼女がBBCのドキュメンタリー『Odd One Out(仲間外れ)』で明かしたのは、グループが優勝した頃から続いたというネットでの誹謗中傷。

ジェシーによれば、『Xファクター』で優勝した瞬間は、彼女を含めてメンバー全員が有頂天だったそう。しかし、その直後に彼女のFacebookに届いたメッセージによって、地面に叩きつけられたような気持ちになったという。

「優勝直後にFacebookを見たら101通のメッセージが届いてた。そして最初に開いた、とある男性からのメッセージには『君は人生で見た中で最もブサイクな人間だ。なんでこのガールズグループの一員なのか理解できない、死ぬべきだ』と書いてあったんです」

それまで自分の外見に不満や不安を持ったことがなかったジェシーだけれど、心ない誹謗中傷を受け続けたことが原因で、パフォーマンスよりも自分の見た目ばかり気になるようになってしまったとも明かしている。

「人生最悪の時期でした。歌手としてではなく、リトル・ミックスの中の“太くてブサイクなメンバー”として知られていたので。その後、かなり体重を落としてから『Xファクター』にゲスト出演したんですが、頭にあったのは『(視聴者に)外見がマシになったと言われるかどうか』でした。1週間も空腹に耐えた後でしたから」

それでも嫌がらせは絶えず、精神的にかなり追い込まれていったというジェシー。「私はたとえ世界で最も細い女性になったとしても、ずっといじめられ続けるんだ」と考えるようになり、うつ状態が悪化。当時の心境を「常に悲しくて、心が壊され続けているよう」と形容し、ついに「一生こんな風に悲しい毎日を送るなら、この世に残る意味はないんじゃないか」と思い、キッチンにあった薬を大量摂取。幸いにも当時の交際相手が気づき、病院での治療を受けて命に別状はなかったという。

彼女はまたBBCのインタビューで、「夢のような人生が始まったのに、同時にその人生に嫌気がさすという不思議な時期だった」と振り返っている。パフォーマンス中は観客全員が彼女の悪口を言っていると思い込んでいた時期もあり、グループ脱退を何度も考え、自分たちの成功を心の底から楽しめているメンバーのことを羨ましく思っていたこともあったという。

「リトル・ミックス」のメンバーたちは、当時の誹謗中傷によって「ジェシーの音楽やパフォーマンスに対する愛が奪われた」と話している。またジェシー自身、今ではこのようなイジメに対する考え方も変わり、彼らに負けない精神力を手に入れたと話している。

「昔は自分の外見に耐えられなくて、写真撮影を途中で抜け出したり、スタイリストが間違えて私に合わないサイズを持ってきた時には感情的になっていました。当時は、みんなが私のことを嫌っていると思い込んでいたんです。でも実は違った。ネットでイジメてくる本当の理由は、彼ら自身が自信を持てないからなの。だから、今では彼らのことを可哀想にも思うわ。きっと他人を侮辱することで、少し自分のことが良く思えるのよね。こんな風に昔も考えられていたら良かったんだけど、当時はそういうマインドじゃなかったの」

ジェシーの知られざる葛藤を描いたドキュメンタリー『Odd One Out』は、9月12日(現地時間)にBBCで公開予定。

最終更新:9/12(木) 23:00
コスモポリタン

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