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『instigator』最新刊発売! 片山正通がきいたスーパースターたちの珠玉の言葉

9/12(木) 20:12配信

GQ JAPAN

売れっ子インテリア・デザイナー、片山正通の武蔵野美術大学での異色講義録をまとめた単行本シリーズ、『「仕事」の「ルール」のつくり方』の第4巻が出版された。今回フィーチュアされる“扇動者”たちは?

【写真を見る】講義に登壇した数々の著名人たち!

スーパースターがゲストでやってくる講義!

インテリアデザイナーとしてWonderwall(R)を率いながら、武蔵野美術大学で教授を務める片山正通が、各界で活躍するクリエイターや著名人を招き行われる武蔵野美術大学の特別講義「instigator(インスティゲーター)」。さまざまなゲストが登場するこの講義内容を収録した人気単行本シリーズの4冊目が発売された。今回のゲストも、編集者・都築響一、アーティスト・トータス松本、チームラボ代表・猪子寿之、映画監督・是枝裕和、写真家・ホンマタカシと、バラエティに富んだメンバーだ。

2011年からスタートしたこの特別講義で、片山正通“教授”がこだわっているのは、誰もが知る“スーパースター”をゲストに呼ぶこと。過去には、佐藤可士和、中田英寿、蜷川実花、名和晃平、山口一郎などが登場しており、またスピンアウト編には、ももいろクローバーZが登場して、ちょっとしたニュースになったこともある。

「もともと、どうやったらモチベーションの低い学生たちに授業に興味を持ってもらえるかを考えたところからスタートしました。僕自身は大学で学んでいないけど、いろんな先輩に学び、ときには真似し、刺激を受けてきた。同じような機会を彼らに与えられたらなと思って、いろいろなゲストを呼ぶことにしたんです。毎回、講義は3~4時間。普通のトークショーならせいぜい1時間のところ、がっちり話をしてもらいます。ありがたいのは、ゲストが学生相手だと“手の内”を隠さず、ストレートに本音を語ってくれること。僕自身、彼らの言葉を聞きながら、『こんなことを考えながらやっているんだ』と勉強になることがたくさんあります」

メディアにはのらないようなギリギリの本音トークの数々は、これまで3冊の単行本にまとめられ、回を追うたびに注目度も高まっている。

「毎回、聴講を希望する人の行列ができ、整理券を取るのも大変なほどの人気です。僕としては、彼らの言葉を聴いて、たった一人でも行動に移してくれる人がいればいいなと思っています」

片山は毎回ホスト役として、そんなスーパースターと語り合う。2011年からこれまで23人の話をじっくり聴いて気付いたことがあるという。

「“何者”かになる人は、ルールを自分で決めている。世間のルールや一般的なマニュアルでレールの上を走っていても駄目なんですよ。そのためのベースとなるのが『好き』という思い。そこに理屈や計算はない。好きだからやる。好きだから頑張る。そこに結果がついてくるんだと思います。彼らは決して天才ではない。みんな足掻いて、一歩ずつ前に進んでいる。そういう姿勢は、50歳を超えた僕でも刺激を受ける。インスティゲーターの講義をやったあとは、毎回元気になりますよ」

たとえば、本書のなかで都築響一はこう語っている。

「よく勝ち組とか負け組とかいうけど、人生の最終的な勝ち負けって死ぬ5秒くらい前に『ああ面白かった』って言えるかどうかじゃないかと、最近思うんですよ。[中略]客なんかいなくても自分の好きな音楽をやり続けて、お金もなくて、病気になってもいい治療を受けられず、でも5秒前に『ああ面白かった』と思えたら、もうそれでいいじゃないですか。究極の勝ち組ですよ」 

「インスティゲーター」とは、時代を煽動する者。この本には、時代を突き動かし、人間の魂を揺さぶる人間たちの熱い言葉があふれている。この“熱”を学生だけが感じているのはもったいない。激動の時代を生きるすべての人間に元気と勇気を与えてくれる一冊をあなたも手にとってみてはどうだろうか。

文・川上康介 写真・神藤剛、高木亜麗

最終更新:9/12(木) 20:12
GQ JAPAN

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