ここから本文です

スイス「DE BAER」日本上陸。マグネットフローティング機構のターンテーブル「Topas」

9/12(木) 19:43配信

PHILE WEB

アーク・ジョイアは、スイスのオーディオブランド「DE BAER(ディ・ベア)」を取扱開始。ターンテーブル「Topas(トパーズ)」、トーンアーム「Onyx(オニキス)」を9月6日に発売した。価格はTopasが6,300,000円(税抜)。Onyxは12インチが1,680,000円(税抜)、9インチが1,630,000円(税抜)。またオプションとして「VTA調整機構付きアームボード単体」が、380,000円(税抜)で用意される。

DE BAERは、高級ブランド家具の設計を行っていたKurt Baer氏によって、2015年秋に設立されたスイスのブランド。製造には無人航空機の精密部品を手掛けるJetmax社によりパーツが製造された後、Kurt氏によって1台1台組み上げられる。ミュンヘンのハイエンド・オーディオショウで製品が初公開された際には、大きな話題になったという。

ターンテーブルのTopasは、回転軸にマグネット・フローティング機構をもつ。またキャビネットには御影石とアルミニウムでシリコンフィルムを挟んだ3重構造とすることで、共振や振動を防いでいる。

アウタープラッターの素材にはPOM材を使用し、上部と下部が分離された構造となっている。下部にはすり鉢状のくぼみを設け、大きめの超硬質可動ボールを配置。また上部には山状のくぼみを3つ設け、小さめの超硬質ボール状突起を配置する。この構造によって接触面積を抑えることで、レコードを載せる上部と、モーターの影響を受ける下部の干渉の低減を図っている。

一方インナープラッターには、耐摩耗性や耐腐食性に優れた砲金製のダブルベアリングを採用。2つのネオジウムマグネットによって浮上させているほか、ダブルベアリングのハウジングをオイルで満たすことで、滑らかさが長時間維持できるよう配慮した。動力を伝えるプーリーの位置を変更し、ベルトのテンション調整をすることも可能。

回転数は33 1/3回転と45回転に対応。モーターにはDCモーターを使用しており、マイクロコンピューターにて1回転において100回のモニタリングが行われる。筐体はPOM材を使用したフットによって3点で支えられ、高さ調整にも対応する。またスタビライザーはPOM材と金属の2重構造で、重さは450g。

そのほかトーンアームの取り付け部にはアルマイト加工処理が施されたアルミニウムを採用。キャビネットの振動がトーンアームに伝わることを防ぐため、アウタープラッターと同様に超硬質ボール接点支持が用いられる。アームボードは可動式となっているため、9-12インチまでの多くのトーンアームに対応できる。

同時に発売されるトーンアーム「Onyx」は、ロッドアームにカーボンを採用。9インチのショートアームと、12インチのロングアームの2種類がラインナップされる。

アーム部はカーボン製ロッドを3本組み合わせ、安定性を高めながらも共振を抑制する。さらに12インチのモデルでは3本のロッドを中間で締め付けることで、より共鳴を抑えたという。

なおケーブルはこのロッドの中に収める構造で、ロッド3本のうち2本にそれぞれ配置。これによりLRの信号が独立させ、チャンネル・セパレーションの向上が図られている。

ピボット部には水平/垂直方向に高精度のボールベアリングを搭載しており、またそれぞれの方向にマグネットでフローティングさせるなど、不要な振動への対策を徹底。マグネットの反発によってトレースの際にセルフセンタリングされるといった機能も搭載する。

アームリフターはオイルダンプ式で、なめらかで繊細なリフト動作を実現するとのこと。針圧調整機構にはカウンター・ウェイトを用いたスタティック・バランスを採用し、スプリングを仕込むことで針圧の微細な調節も可能。アンチスケーティングは内蔵マグネットによってシームレスな調整ができる。

またヘッドシェルのカートリッジ取り付け部には長穴を採用しており、オフセットアングル調整やアジマス(水平)の調整にも対応する。コネクター部はWBT製のRCA端子となっているが、オプションとして5Pin-Dinコネクタにも変更可能。上下6mmに調整できるVTA調整機構付きアームボードも付属する。

Topasの外形寸法は660W×240H(スタビライザー装着時は270H)×515Dmmで、質量は50kg。またOnyxの寸法(スピンドル中心から取り付け位置中心)は、9インチモデルが213.35mm、12インチモデルが295.6mm。

編集部:平山洸太

最終更新:9/12(木) 19:43
PHILE WEB

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事