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参院選で安倍首相肝入り候補を組織的支援、証拠資料流出も教団は関与を否定<政界宗教汚染~安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第16回>

9/12(木) 8:33配信

HARBOR BUSINESS Online

 今年7月の参院選において統一教会(世界平和統一家庭連合)が安倍晋三首相肝入りの候補者への投票を促す組織的な策動を行っていたことを示す教団内部文書を入手した。6年前と同様に“安倍首相じきじきの後援依頼”はあったのか。内部文書を検証する。

⇒【画像】教団関係者が仕切る演説会で来場者を見送る北村経夫参議院議員

組織的な北村支援の証拠資料を入手

 その候補者とは、安倍首相・菅義偉官房長官と統一教会との緊密な関係を示すキーマンで、二期目を目指していた北村経夫参議院議員(自民党)。本連載の番外編『安倍首相肝入りの候補、北村経夫参議院議員の演説会に統一教会信者が大量動員』では、参院選運動期間中に大宮で開かれた北村の個人演説会に同教団信者が大量動員されていたことなどを記しだが、今回入手したのは全国規模での策動の組織性を示す新たな証拠資料だ。

 資料は2枚、それぞれ『「国家と家庭を守る政治家」北村つねお議員の紹介フレーズ例』と『ラベル宛名提出に関するQ&A』と題されており、同教団のある地区の家庭教会で信者に配布されていたものだ。

 資料の発行元は『北村つねおを応援する会』となっており、記述内容から4月に配布されたものと見られる。

 『「国家と家庭を守る政治家」北村つねお議員の紹介フレーズ例』と題された資料には「ご親族・知人に北村つねお議員を紹介頂くときの参考にして下さい」として、北村のパンフレットを送る前と送付後にかける電話の会話例が記載されている。実際にこの手の電話を受けたという証言も得ている。

全国規模での策動をうかがわせる教団内部文書

 資料には安倍首相との関係を強調する内容も記載されている。

「安倍首相と同郷の山口県出身で、安倍首相からの信頼が厚い方です。」

 また、『ラベル宛名提出に関するQ&A』には、後援会への入会に関する記述があり、北村の後援会組織が統一教会によるものであることを示している。また、パンフレットの送付先の例として神奈川や岐阜の住所が印字されており、この策動が全国規模で行われていたことをうかがわせる。

 北村の国会事務所に当該資料を示し質問書をFAX送信した。質問の要旨は以下の事項だ。

・当該資料及び「北村つねおを応援する会」について、北村議員・秘書は知っていたか
・「北村つねおを応援する会」=北村経夫後援会という理解でよいか
・2019参院選でも2013年の参院選と同様に統一教会・家庭連合からの組織的な支援を受けたことについての見解

 参院選での取材時、「世界平和連合からの支援については聞いたことがある」と話していた北村の政策秘書だったが、原稿執筆時点で回答は得られていない。回答があり次第、追記する。

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最終更新:9/12(木) 8:33
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