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日産・西川社長の「後継者リスト」に載った日本人幹部4人の実名

9/12(木) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 急転直下の解任劇で西川廣人・日産自動車社長が失脚した。カルロス・ゴーン前会長の逮捕からわずか10ヵ月の天下だった。すでに、日産社内の関心は「後継者レース」へ移っている。指名委員会が選別した候補者リストには、日本人の日産経営幹部4人が含まれていることが確実視されている。(ダイヤモンド編集部 浅島亮子)

 西川廣人・日産自動車社長兼CEO(最高経営責任者。65歳)の電撃辞任が決まった翌日の9月10日午前の東京株式市場では、日産株に買いが集中した。社長辞任で企業統治が改善されるとの期待が高まり、一時、日産株がストップ高になったのだ。

 西川氏にとっては、なんとも後味の悪い引き際である。

 急転直下の“解任劇“だった。SAR(株価連動型インセンティブ受領権)と呼ばれる業績連動報酬を不正に受領した問題で集中砲火を浴びてもなお、西川氏は日本人3人の社外取締役を味方に付ける多数派工作で、9日の取締役会を乗り切るつもりだった。

 仏ルノーとの緊張関係がピークに達し、かつSARの問題が発覚していたにもかかわらず、6月末の株主総会を切り抜けられたことが、西川氏の自信につながっていたのかもしれない。

 だがふたを開けてみれば、取締役会で辞任すべきだと口火を切ったのは、西川氏の腹心の部下である山内康裕COO(最高執行責任者。63歳)だった。

 ある日産幹部は、「かねて山内さんは、直接、西川さんに辞任を促していた。西川さんが受領した不正報酬金額が世に出た段階で社員のショックは大きく、西川体制では持ちこたえられないと判断したのではないか」とおもんぱかる。

 取締役会では、社外取締役のジェニファー・ロジャーズ氏と井原慶子氏が山内COOに同調し、ジャンドミニク・スナール・ルノー会長も呼応する形で「西川退任」の流れができた。四面楚歌の西川氏になすすべは残されておらず、取締役会の要請を西川氏が受け入れたことで、9月16日付での辞任が決まった。

 取締役会終了後に、妙にサバサバとした表情で記者会見場に現れた西川氏。「辞任は前から決めていた」と繰り返すだけで、「ゴーン氏に悔いてほしい」と発する以外は、最後まで公の場で本音を吐くことはなかった。

 もっとも、西川氏は近しい経営幹部には、「引責辞任だとは思っていない」と主張し、悔しさをにじませる一幕もあったという。それでも、「(取締役の任期は残っているが)来週以降、会社に来ることはない」とも漏らしている。

● 後継者リストに記載されている日本人幹部4人

 すでに、社内の関心は西川氏の後継者の選定に移っている。

 この6月に、日産は指名委員会等設置会社へ移行したばかり。後任は、10月末までに指名委員会で選出されるとしており、それまでの間は山内COOが暫定的にCEO職を代行する。

  指名委員会委員長を務める豊田正和取締役(経済産業省出身)は、「7月の段階で、社内外の社長候補者100人以上から約10人へ絞ったロングリストを作り、今ショートリスト化している(選別している)ところだ」と言う。

 豊田取締役の説明を要約すると、約10人の「後継者リスト」には、日産の経営幹部、ルノー出身者、外国人、女性などが含まれているとのことだ。

 では、実際の後継者レースはどう展開するのか。まずは、日本人の現役日産経営陣を中心に選別されることになるだろう。

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最終更新:9/12(木) 11:00
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