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中島翔哉を擁するポルトも惜敗。ロシア勢の意地と欧州の奥深さ。

9/12(木) 16:05配信

Number Web

 毎年恒例のNumber欧州蹴球名鑑が、9月17日に発売されます。
 巻頭には欧州サッカーの潮流が読み解ける充実の読み物。そして4大リーグと呼ばれるイングランド、スペイン、ドイツ、イタリアの選手名鑑へと続きます。それぞれ新監督や大物選手の紹介があるのはもちろん、現地時間9月2日に設けられた移籍期限ぎりぎりに動いた選手も反映した最新のチームリストとなっています。
 また、4カ国以外からチャンピオンズリーグのグループステージに参加する16チームも完全網羅。フランスのタレント軍団、トルコの武闘派集団、オランダの古豪……なども、漏れなく掲載しています。さらに、欧州各国でプレーする日本人マップ、今季CL&ELの概要も要チェックです。

 この夏、国内で一番の大商いになるかもしれなかった。

 CSKAモスクワに所属するヒョードル・シャロフは、今春ロシア代表デビューを果たした期待の21歳。そんなストライカーの獲得に、クリスタルパレスは1400万ポンド(1560万ユーロ、約18億6000万円)という買い取り額を提示した。

 1億ユーロを超える移籍金も珍しくなくなった最近の移籍市場では、それは大した額とは言えないのかもしれない。だが、4大リーグ以外の「その他」のリーグで戦うクラブにとっては、かなりの収入となり得る。

 そのオファーを、CSKAは一蹴した。

シャロフを売らなかった理由。

 今夏の移籍市場においてロシアのクラブから最も高値で売れた選手は、850万ユーロでスパルタク・モスクワからポルトへ移籍したゼ・ルイスだ。その額と1桁違う移籍金にも、CSKAは首を縦に振らなかったということだ。

 儲けを逃した一番の“被害者”であるシャロフの代理人は、嘆きながらもこう語った。

 「CSKAの立場は完全に理解できる。彼らには大事な目標があり、ヒョードルは彼らにとって一番大事な選手なのさ」

 ヒョードルを売らないという判断は、挽回を期するCSKAの本気度を示している、とも言える。

 もう10年近くもNumber欧州蹴球名鑑編集のため、「その他=アザー」リーグのクラブを注視してきた身としては、CSKAは馴染みの存在だ。その名門が、今季のチャンピオンズリーグ(CL)から姿を消した。

 21世紀に入ってからの18シーズンで6度国内リーグを制し、2位が7度。2010年以降CLに6度出場している名門が、3シーズン連続で国内タイトルを手にしていない。しかも、そのうち2度は同じモスクワを本拠地とするライバルにリーグ優勝をさらわれている。

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最終更新:9/12(木) 16:05
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