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"あおらせ屋"も出現! 交通マナー混乱時代が生んだ「ドラレコモンスター」に気をつけろ!

9/12(木) 6:00配信

週プレNEWS

また、近頃のドラレコ装着車について自動車ライターの佐野弘宗氏はこう話す。

「ルームミラー横に小型カメラをぶら下げたドラレコ装着車が、目に見えて増えています。さらに後方の窓にもドラレコをつけていて、車両の目立つところに『ドラレコ録画中』といったステッカーを貼るのもはやり始めています」

このように自衛の策を取るドライバーはどんどん増えている。前出のソニー損保の調査では「車社会で恐怖を感じること」という質問もあり、18年の回答数では「あおり運転による事故」が前年の11位から急上昇、「飲酒運転による事故」と「ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故」に続く3位となっている。

■わざとゆっくり走る"あおらせ屋"が出現
ただ、前出の国沢氏は「あおり運転問題はふたつに分けなければいけない」と語る。

「先日のあおり殴打事件はあくまで暴行・傷害の刑法犯であって、その犯罪に使われたのがたまたまクルマだっただけです。一方で、車間距離を詰めたりする、あおり運転は道路交通法(道交法)で取り締まるべきですが、あおり運転の定義もあいまいで取り締まりのラインは決まっていないのが現状です」

あおり運転の車間を詰める行為は「車間距離不保持」という交通違反にあたる。だが、そもそも車間距離は「○m以下なら違反」などと厳密に定められているわけではない。

また、安全な車間距離も速度や天候、交通状況によって大きく変わるし、前走車の減速で瞬間的に車間距離が詰まったケースなどは取り締まりの対象にならない。度を越した脅迫行為にまで発展すれば話は別だが、単なるあおり運転を取り締まるのは、現行の道交法では困難なのだ。

そんな現状を受けて、最近は「あおり運転投稿サイト」なるものも登場している。なかでも有名なのは『Number Data』(*)で、同サイトでは悪質運転車両のナンバーや車種、実際に行なわれたあおり運転行為などが、場合によっては動画や画像とともに投稿されて、それがデータベース化されている。

しかし、動画サイトやSNSに投稿されている悪質な運転動画を分析している、日本自動車研究所・主任研究員の北島創氏が次のように話す。

「この種の動画を観察していると『わざとあおらせているな』と思われるものも見受けられます。前後をカットして、挑発した相手があおっている部分だけを都合よく編集している動画もあると思います」

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最終更新:9/12(木) 6:00
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