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たった1人で年商150億円 中国インフルエンサーのすごい実力

9/12(木) 6:00配信

日経クロストレンド

 中国におけるインフルエンサー(網紅)のフォロワー数は延べ5億8800万人を突破。網紅は中国社会に絶大な影響力を持ち、莫大な経済効果を産むと同時に、社会トレンドをもけん引している。日本企業は網紅をいかに活用すべきか。

 中国データサービス会社の艾瑞網(iResearch、アイリサーチ)と騰訊控股(テンセント)が2018年に発表した「2018年中国インフルエンサー(網紅)経済発展洞察報告」によると、中国におけるインフルエンサー(網紅)のフォロワー数は延べ5億8800万人[注1]を突破し、そのうち53.9%のフォロワーは25歳以下の学生層である(筆者注:「網紅(ワンホン)」とは日本でいうインフルエンサーであり、直訳すれば“インターネット上の人気者”)。

 中国では網紅は主に、微博(ウェイボー)や抖音(TikTok)を使用している。ウェイボーは19年3月時点で月間アクティブユーザーが4億6200万人[注2]、TikTokは19年7月時点で同5億人[注3]を超える。中国のインフルエンサー事情に詳しく、自身も在中国日本人インフルエンサー(網紅)であるMaki氏は、「(中国では)網紅はすでにインフルエンサーの領域を超えており、ある意味、芸能人に近い存在」と語る。

 英エコノミスト(The Economist)が18年3月にリリースした記事[注4]によると、“中国インフルエンサー元年”と呼ばれた16年、網紅の総収入は530億元(約8000億円)を突破した。その大半はウェブ広告に加え、網紅自身が立ち上げたeコマースショップの売り上げや網紅の事務所(MCN)の収入だ。中国のトップクラスのインフルエンサーは自身のブランドやMCN(Multi-Channel Network)を続々と立ち上げている。その一人であるPapi醬は、16年3月19日に1200万元(約1億8000万円)の投資を受けた。張大奕eveはファッションコーディネート術で1300万人のフォロワーを擁し、彼女の淘宝(タオバオ)ショップは18年に10億元(約150億円)もの売り上げを記録した。

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最終更新:9/12(木) 6:00
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