ここから本文です

ヤフーはZOZOをなぜ買収した?そして前澤氏は最後に何を語ったのか

9/13(金) 6:57配信

商業界オンライン

 ヤフーは9月12日、ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営するZOZOを、株式公開買付けで子会社化すると発表した。買付予定数の上限を1億5295万2900株(50.1%)に設定、買収額は約4000億円になる見込みだ。同日に行われた記者会見では、ヤフーの川邉健太郎社長、ZOZOの澤田宏太郎代表取締役社長兼CEOと前社長の前澤友作氏が登場し、今後の展望を語った。

なぜ今、ヤフーが4000億円という大金を投じたのか?

 ヤフーがZOZOに約4000億円という大金を投じた理由として、現在注力しているeコマース事業の強化が挙げられる。ヤフーは広告事業をメインとしているが、これからはeコマース事業を大きな柱にしていきたいという思惑があり、今回の買収はその戦略に乗っ取ったものである。

 2013年10月に新戦略として「eコマース革命」と銘打って進めた、「Yahoo!ショッピング」のストア出店にかかる初期費用、月額費用、売上げロイヤルティを無料にする施策や、17年6月よりソフトバンクのスマートフォン利用者向けのキャンペーンとして行う、「Yahoo!ショッピング」での買物で、いつでもポイントを10倍獲得できる施策をはじめとした数々の取り組みが功を奏し、eコマース事業は15年度より、4年連続で前年度120%以上の成長をしている。

 そして今秋、PayPay、ヤフーのユーザー向けに「PayPayモール」という新たなユーザー体験を持ったeコマースサービスを立ち上げるが、そのファッションカテゴリーにZOZOTOWNを入れて、さらなる利用者の増加を狙っている。

 eコマース事業における「衣類・服装雑貨等」カテゴリーの市場規模は1兆7728億円(18年)と最も大きい市場規模であり、ヤフーのeコマース事業のさらなる成長のためには、ファッションカテゴリーで、より魅力的な商品を取りそろえる必要があると考えたのだ。 

  また、「ヤフーのメインユーザーは30~40代が中心、ZOZOTOWNは20~30代の女性が中心となっており、利用者属性が違うため両社ともに顧客基盤の拡大が見込める」と川邉氏は語った。

 川邉氏は続けて、「現在、両社ともにeコマースの取扱額は伸びており、合算で2兆円を超える。これにさまざまなシナジー効果を合わせて取扱額を大幅に増加させた結果、2020年代前半には国内eコマース取扱高ナンバーワンを達成させたい」と意気込んだ。

1/2ページ

最終更新:9/13(金) 14:06
商業界オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事