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元大関・魁皇の妻 親方と弟子の愛で二度目のがんを乗り切る!

9/13(金) 6:05配信

女性自身

「彼が入門してきたときからの、いろいろなことを思い出して感動しちゃいました。最近涙もろくて、すぐに泣けてきちゃうんですよ」

7月の名古屋場所終了後、晴れがましい愛弟子の姿を目にし、涙ぐむ女性の姿があった。大勢の報道陣を前に、浅香山親方(47・元大関・魁皇)と並び、新十両昇進を決めた弟子の魁勝(24)が、緊張気味に会見に臨んでいる。どこか心配そうに、ときにしっかりと目に焼きつけるよう見守っているのは、浅香山部屋のおかみ、古賀充子さん(51)だ。部屋創設6年目、初の関取が誕生したのだ。

「なんだか『親方もこういう会見をしていたよなぁ』と、親方の現役時代まで思い出しました。『懐かしいな。この感じ』って。それをうちの子が、今、この場でやっているんだなぁってーー」

38歳まで23年間もの長きにわたって現役生活を送った、希代の人気大関・魁皇にとって、充子さんは5歳年上の姉さん女房だ。引退後、夫が親方となり、2014年に東京都墨田区に部屋を構えると、妻である充子さんも“おかみさん”と呼ばれる存在となった。

「私は46歳で『この年で一から新しいことを始めるの?』と考えると、しんどかったですよ(笑)。あと10年若かったら、もっといろいろしてあげられるのに、って」

相撲界は「番付」という階級がものをいう。十両以上が「関取」と呼ばれ、やっと一人前と認められる。関取になれるのは、わずか10人に1人とされる厳しい世界だ。そして男だけの共同生活は、修業の場でもある。

勝負の世界に生きる彼らの悲哀に、わがことのように寄り添えるのが“紅一点”の充子さんなのかもしれない。

かつて『西脇充子』の名でリングに上がった元女子プロレスラーでもある。'90年10月、22歳で戦いの場から下り、第二の人生を歩んでいた彼女の前に、'97年9月、現れた敵は「卵巣がん」だった。

「家族を呼ばれる告知でもなく、私ひとりきりで、いきなり結果を知らされた。逆に悲愴感がなかったくらいです。不思議ですね。『明日から入院するから、ゴミを捨てよう』『バイト先からお給料を先にもらっておかなきゃ』なんて、現実的なことをまず考えた。でも、その後、抗がん剤治療をして髪の毛が抜け始め、じわじわとがんになったことを実感するんです」

しかし、この闘病が縁結びともなり、人気大関の妻となる。

手術を受けて半年間の抗がん剤治療を終え、少しずつ髪の毛も生え始めたころ、運命の出会いがあった。「力士と会うと元気になるから」と病状を心配する知人に誘われた先に、当時、小結だった魁皇がいたのだ。

夫が当時を振り返る。

「どんなに弱々しい女性が来るかと思ったら、美容師の友人が染めてくれたという金髪の頭で、すごい元気なんですよね。おまけに後輩のアジャ・コングまでいるし(笑)。『騙された~』と思ったくらいでしたよ」(親方)

意気投合し、互いに好意を抱いた出会いから1カ月後、充子さんは転移や再発の有無を調べる検診を明日に控えた。「不安で不安でしょうがなく」電話を掛けた相手は、親方--当時の魁皇だった。

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最終更新:9/13(金) 7:52
女性自身

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