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【海外ボクシング】ウィークエンド・プレビュー金曜特別版 ヒーロー候補ヘイニーが暫定世界戦

9/13(金) 23:32配信

ベースボール・マガジン社WEB

 恒例のウィークエンド・プレビューに先駆けて、金曜日(日本時間・土曜午前~正午)の魅力的なカードをご紹介。目玉は不敗のホープ、デビン・ヘイニー(アメリカ)が出場する13日、ニューヨークはMSG(シアター)のWBC世界ライト級暫定王座決定戦だ。

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9月13日/マディソンスクエア・ガーデンシアター(アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク・マンハッタン)

★WBC世界ライト級暫定王座決定戦12回戦

デビン・ヘイニー(アメリカ)VSザウル・アブドラエフ(ロシア)

ヘイニー:20歳/22戦22勝(14KO)
アブダラーエフ:25歳/11戦11勝(7KO)

※14日午前10時よりDAZNでストリーミング生中継

 ヘイニーの評価はすこぶる良い。今年5月に世界スーパーフェザー、ライト級元チャンピオンのホセ・ペドラサ(プエルトリコ)に食い下がったアントニオ・モラン(メキシコ)をチョッピング・ライトで豪快にKOしてから、その評価はまた一段とアップした。決してばたばたとなぎ倒すタイプではないが、密度の高いテクニカルなファイトには、『ネクスト・メイウェザー』のハイセンスがちりばめられる。KOなくしても、十分に堪能できる若手である。

 WBCではこの8月末に、あのワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が王座決定戦に勝ってチャンピオンが決まったばかり。すぐさま暫定王座というのは理解しにくいが、ロマチェンコがIBF王者に挑み、4階級制覇を優先させる方針で、急きょ、ヘイニーの『世界戦』が決定した。安易に世界を冠にするファイトを増加させるのは好ましくないが、魅力的なスター候補の成長を促すとしたら、この際、うるさいことは言うまい。

 アブドラエフはジュニア時代からの長いアマ経験を持ち、プロ2年で上位に進出してきた。ハンク・ランディ(アメリカ)やウンベルト・マルチネス(コロンビア)といったベテランを連破しているが、ヘイニーに比べると派手な魅力には乏しい。予想が圧倒的に不利なのは仕方ない。ヘイニーとしては鮮やかに勝ち切って、評判に応える義務がある。

 ヘイニーはジュニア時代のアマチュア実績しかなく、通常18歳でしかプロのライセンスが下りないところ、16歳でメキシコでデビューし、4連勝をマークしてネバダ州の『特例』を勝ち取った。その後もじっくりとキャリアを重ね、この日にたどり着いた。小会場のシアターとは言え、MSGデビューはキャリアの新たなスタートラインになる。勝てば11月9日、メインはカネロ・アルバレス(メキシコ)対セルゲイ・コバレフ(ロシア)戦と噂されるロサンゼルスのカード出場がすでに決まっている。同じく売り出し中のテオフィモ・ロペス(アメリカ)が前戦の中谷正義(井岡)戦の苦戦で評価が足踏みしており、ここで一気に追いつき、抜き去りたいところだ。

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最終更新:9/13(金) 23:32
ベースボール・マガジン社WEB

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