ここから本文です

安倍晋三「ポエム演説」と河野太郎「ツイッターブロック」に見る政治家の姿勢

9/13(金) 5:30配信

文春オンライン

河野太郎「外務大臣」の一連の“強気”はどう考えれば?

 これは「週刊文春」9月5日号の「日韓『外交破壊』の悪夢」と併せて読むとわかりやすい。抜粋する。

《対韓輸出に関する議論は官邸と経産省主導で行われ、外務省は完全に蚊帳の外だった。》

 文春の記事には「外務省関係者」のコメントもあった。

「ある外務官僚は輸出規制に踏み切ったことを『令和の盧溝橋事件だ』と、日中戦争の発端となった事件になぞらえていた。当時日本は外交の道を切り捨て、軍部が独走、泥沼の戦争へと突き進んでしまった。今の日韓対立も出口が見えません」

 さて、ここまで読んで「あれ?」と思った方はいないだろうか。

 読売や文春が書くように官邸が外務省と距離を置くなら、河野太郎「外務大臣」の一連の“強気”はどう考えればよいのだろう。

 たとえば夕刊フジは次のように書いている。

《河野太郎外相は、韓国に決然とした姿勢を貫いているが、時に感情的な言動が見られることを、官邸内に問題視する声がある。》(9月1日)

 まさか、外務大臣が官邸に気に入られたくて頑張りすぎちゃったのか……。

 内閣改造予想では外相交代説も早々に出た。しかし今週の日曜に「防衛相 河野氏を検討」と産経新聞の一面に。

 ここでは韓国への対応に対し《首相は毅然とした対応を評価している》という。なんだ、よかったじゃないですか外務大臣!

河野氏と言えば「公人がブロックOK?」記事も

 河野氏と言えばこんな記事も。「公人がブロックOK? 河野外相ツイッター閲覧妨害」(東京新聞7月20日)

 ツイッターでは入念なエゴサーチをし、クソリプだけでなく自分の批判ツイートをしてる人もブロックしているという河野大臣。

 そして自らは強く発信。毅然とした対応である。

 そういえば政府の姿勢にも似たようなところがある。読売の「検証 安倍外交」には今回の韓国への日本政府の対応について、

《慰安婦や徴用工をめぐる問題などで、日本国内には近年、「嫌韓」感情が広がっている。首相はこうした世論を読み切り、厳格化の措置を参院選前に打ち出したとの見方がある。》(8月29日)

 毅然としている。

 対照的にアメリカやロシアにはとにかくやさしい。

 さて「神は細部に宿る」と言うが、政治家のSNSには「態度や姿勢」を見極めるヒントが宿ってるのかもしれない。

 内閣改造で防衛大臣となった河野氏は今後もブロックを続けていくのだろうか。それってやっぱり専守防衛なのだろうか。

 政治家とSNS、今後も要注目です。

プチ鹿島

2/2ページ

最終更新:9/13(金) 5:30
文春オンライン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事