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『NARUTO』主演の松岡広大、今作は「“10代の苦しい”の集大成であり大きな財産」

9/13(金) 21:00配信

週刊女性PRIME

言葉に対してすごく敏感になった

 近年、劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season月』~下弦の月~、白井晃演出の『恐るべき子供たち』など話題の舞台に出演し、演劇の魅力にハマっている松岡さん。

「演劇ってドラマとか映像ではつまびらかにできないものとかを、非常につまびらかにするんですよね。人間がちょっと後ろめたいと思うものを見せる力があるんです。それを生身で演じることにすごく意味があって、映像に比べて規制が少なく表現できるのが演じていてすごく面白いです。

 そのぶん自分自身をさらけ出さないといけない作業もありますけど、それも面白いですし恥ずかしさなんてないです。その出し方のテクニックを学んだり、スタニスラフスキーの演劇論を読んだりすると面白くて。

 言葉に対してすごく敏感になったと思います。ひとつひとつのセリフの単語とかその言葉の波とか抑揚を非常に気をつけるようになりましたし、人間の五感を大切に扱うようになりました。より舞台が好きになりました」

 舞台で身につけた演技力は、映像の仕事でも発揮されている。現在公開中の映画『いなくなれ、群青』では、謎だらけの階段島を舞台にした青春ファンタジーで横浜流星さん演じる主人公のクラスメート佐々岡役を好演。

「佐々岡は一見、元気で明るいですが、実は無理して明るくしていると思うんです。そういう人間が他人の言葉で傷ついたときにとことん傷つくので、その明暗の落差は役作りのうえで顕著に出そうと思って。傷ついたときの表情や相手を傷つけるような棘のある言葉の言い方は気をつけました。

 佐々岡のちょっとセンシティブなところも見てもらいたいなと思います。この作品は、セリフが文語体で、大人っぽい言葉を学生が話しているズレもちょっと面白いと思います。キュンキュンする青春映画とは全く違う青春群像劇なので見た方がどう感じるのか楽しみです」

 8月に22歳になったばかり。仕事は順調だがプライベートな時間の楽しみや気分転換は?

「無趣味なので、休みは家でゆっくりするか、ひとりで美術館に行ったりするくらい。基本ひとり行動なので、ひとりでドライブに行ったりとか温泉に行ったりもします。でも夏場のいちばんの気分転換は部屋で蚊取り線香を焚くこと。あのいぶかしい匂いが好きなんです。それでかなりリラックスしますね」

 大人の役者として歩み始めた松岡さん。今後の目標は?

「役者をやるからには、何か形に残る賞をいただけるような俳優になりたいです。舞台なら読売演劇大賞は憧れますし、映画ならば日本アカデミー賞の主演男優賞を目指したいです。その夢に向かって、一生かけて芝居を頑張っていきたいです」

(取材・文/井ノ口裕子) 

『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~暁の調べ~』
 岸本斉史による原作は1999年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)で15年間連載され、単行本の累計発行部数は全世界で2億5000万部を突破。その日本を代表する漫画・アニメ作品を、綿密で斬新な演出と高いビジュアル再現度で舞台化。世界各地で旋風を巻き起こした大ヒット演目が2017年以来の待望の再演。大阪公演:10月25日~11月4日@大阪メルパルクホール/東京公演:11月8日~11月10日@TOKYO DOME CITY HALL、11月15日~12月1日@天王洲 銀河劇場【公式サイト】naruto-stage.jp/
(c)岸本斉史 スコット/集英社 (c)ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2019《PROFILE》
まつおか・こうだい 1997年8月9日、東京都出身。主な舞台作品は、『ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」』シリーズ、劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season月』~下弦の月~、舞台「ねじまき鳥クロニカル」(2020年2月公演)など。現在、映画『引っ越し大名!』『いなくなれ、群青』が公開中。ディズニーブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』(2020年5月公演)出演。

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最終更新:9/13(金) 21:00
週刊女性PRIME

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