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2019年8月の水関連株式市場

9/13(金) 15:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報を転載したものです。

8月の投資環境

8月の世界株式市場は、MSCI世界株価指数(現地通貨ベース)で下落しました。

世界の株式市場は、7月末の米国の利下げ後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け米国の追加利下げ期待が後退したことや、米トランプ大統領が9月1日より中国からの輸入品に対する追加関税賦課を発表したことなどを受け月初から大きく下落しました。その後、中国による人民元安定化のための動きやドイツが財政出動を行うとの報道などがプラス要因となる一方で、米中貿易摩擦の激化に対する懸念などがマイナス要因となり、株式市場は下旬にかけて上下する展開となりました。月末には反発したものの、月間では下落となりました。

業種別では、公益や生活必需品が上昇、ヘルスケアは市場平均よりも小幅な下落にとどまりました。一方、エネルギー、素材、金融などは市場平均よりも大きく下落しました。こうした中、水関連企業の株価(現地通貨ベース)は市場をアウトパフォームしました。

上下水道ビジネスセクターは、アメリカン・ウォーター・ワークスやアメリカン・ステーツ・ウォーターなど米国の規制下の水道公益事業銘柄のパフォーマンスが良好だったため、小幅な下落に留まりました。弱まるマクロ経済環境や株式市場のボラティリティの高まりが米長期国債金利の低下をもたらしましたが、このような環境下で投資家は、インフレ・ヘッジとしての機能や魅力的な配当成長が期待され、また、債券代替としても見られる銘柄が注目され、上述の銘柄が大幅に上昇しました。

一方で、サンパウロ州基礎衛生公社は軟調となりました。過去1年に渡り良好なパフォーマンスが続きましたが、グアルーリョス(サンパウロ市郊外にある都市)へのサービス統合にかかる費用計上により第2四半期の収益が未達となったことがきっかけとなり、利益確定のための売却の動きとなりました。しかし、議論が進められている新しい公衆衛生規制や民営化の恩恵を受け大幅に上昇する可能性があると見ています。

環境マネジメント・サービスセクターもまた、小幅な下落となりました。一方、装置製造エンジニアリングセクターは最も下落しました。市場が産業部門の最終市場の弱気な見通しを織り込み、収益期待が低下したため、ザイレムなどが下落しました。

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最終更新:10/3(木) 12:21
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