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【心に残る日本のバイク遺産】YAMAHA「DT200R 」

9/14(土) 18:20配信

webオートバイ

モトクロッサーの技術を投入した車体に30PSを発揮する水冷ピストンリードを搭載

ヤマハが1968年発売の2サイクル250ccのDT-1で築いたトレールというカテゴリーは、1980年登場の4サイクルマシーンのXT250によって受け継がれていく。

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その一方で、レースの世界では4メーカーの2サイクルモトクロッサーがしのぎを削っていた。そうした中、ヤマハは1982年にモトクロッサーの技術とスタイルを受け継いだ水冷2サイクルのDT125を発売。

さらに1984年、よりモトクロッサーに近いメカニズムやパフォーマンスを備えて登場したのがDT200Rである。

DT200Rはクラストップの30psを発揮する195.0cc水冷ピストンリード単気筒を、フロント240mm、リア210mmのロングストロークサスペンション、フロントにディスクブレーキを備えた車体に搭載。

乾燥重量は125cc並みの99kgを公称し、オフロードでの高い走破性を備えていた。

その後DT200Rは、1988年にエンジンをケースリードバルブに変更するとともに、車体まわりも市販モトクロッサーYZの技術を取り入れたフルモデルチェンジを実施。

さらに1991年にはYZベースの高剛性フレームに倒立式フロントフォークを備え、199.8ccの新型ケースリード単気筒を組み合わせたDT200WRへと発展。公道も走れるエンデューロマシーンとして人気を集めた。

国内の2輪販売が絶好調だった1980年代前半であっても限られたバイクでしか描かれることはなかったことから、このマシーンに込めたヤマハの熱い思いが伝わってくる。

特に注目したいのは、吸気系にYEIS(ヤマハ・エナジー・インダクション・システム)、電子制御式YPVS(ヤマハ・パワー・バルブ・システム)を備えた水冷ピストンリード単気筒エンジン。

さらにボトムリンク式のモノショックとアルミ製スイングアームを組み合わせたリアサスペンション、アクスルシャフトをオフセットしてロングストロークを確保するとともに、3段階の減衰力調整機構を備えたフロントフォークなどだ。

1988年にフルモデルチェンジして3ET1となったDT200R。

開発コンセプトは「公道を走れるエンデューロマシーン」で、モトクロッサーYZの技術を取り入れた車体に新開発となる195.0cc水冷ケースリードバルブ単気筒を搭載している。

樹脂製リードバルブや高速遅角型CDI、フラットバルブキャブレターなどを装備し、最高出力を32ps→33psに向上。

最終更新:9/16(月) 16:43
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