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モナコ公国 ― 大使が明かすグレースケリー、王室と日本皇室の関係

9/14(土) 19:20配信

エスクァイア

2019年で、建国722周年を迎えたモナコ公国

東京には世界各国の在外公館(大使館や領事館)が点在しています。「外観はよく目にするけど、内部はどうなのか…」一度は気になったことがあるのではないでしょうか。

【写真15枚】グレース・ケリーの華麗なる孫たち ― モナコ公国のロイヤルファミリー

 日本と友好的な関係を築いていながら、大使館を常設していない国もあることをご存知でしょうか。

 連載の第2回でフィーチャーするのは、「モナコ公国」です。通称「モナコ」として親しまれていますが、世界で2番目に小さい国としても有名です。

 そんな理由から、実は日本に大使館を常設はしておりません。多くの日本人はモナコと聞くと、「F1(モナコグランプリ)」「カジノ」、そして…生け花や日本文化を愛したモナコ公妃となった銀幕のスター「グレース・ケリー」を思い浮かべるのではないでしょうか。

9月14日は、世界中に愛されたグレース・ケリーの祥月命日

 2019年9月14日は、グレース・ケリーの没後37年の祥月命日となります。今回は、そんな運命の巡り合わせもあり、年に4~5回ペースで日本に訪問されているパトリック・メドゥサン大使(モナコ公国特命全権大使)に取材をさせていただくことができました。日本(皇室や文化)との関係性、さらには大使がおすすめするスポットまでをうかがいました。

 この日を機に、意外と知られていないモナコ公国の歴史や知られざる表情を覗いてみてください。

エスクァイア編集部(以下編集部):モナコは小国でありながら、富裕層が多くて豊かな国というイメージがあります。どのように発展していった経緯がありますか?

パトリック・メドゥサン大使(以下メドゥサン大使):日本ほど歴史は長くありませんが、モナコは今年で建国722周年を迎えました。現在のモナコ公家であるグリマルディ家が始祖です。実は160年前は単なる小さな漁村でしたが、ブランという開発者が隣国と鉄道でつなげたことをきっかけに、観光地として発展していきました。その際の一つのモデルとなったのが、ドイツ有数の温泉地である「バーデン=バーデン(Baden-Baden=バーデン=ヴュルテンベルク州に属する都市)」でした。

 そして、スパやカジノをはじめ、地中海沿岸のホテルの中でもハイエンドなつくりで周りとの差別化を図りました。第二次世界大戦が終わるころまで、そのように発展し、観光・雇用を含めて国外からも人が集まるようになっていったのです。

 1949年にレーニエ3世がモナコ大公に即位すると、土地開発を促進させ、住宅や娯楽施設をより充実させていきました。

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最終更新:9/14(土) 19:20
エスクァイア

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