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三菱/eKクロス|三菱・日産の共同開発で生まれた、日本が誇る大空間エコカー【石川真禧照の名車を利く】

9/14(土) 8:04配信

サライ.jp

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 

昨年の新車乗用車販売の3台に1台は「軽」というほど、近年人気が高まっている軽自動車。その人気の秘密を探ろうと、広くて高燃費、運転支援技術や安全装備も充実の最新軽自動車に乗ってみた。

軽自動車は日本独自の規格である。その歴史は古く、昭和29年に軽自動車の排気量がすべて360cc以下に改正されて以降、SUBARU(富士重工)、スズキ(鈴木自動車)、ダイハツ工業、マツダ(東洋工業)、三菱自動車(三菱重工業)の各社が開発。なかでも三菱は昭和34年に軽三輪トラック、レオ、昭和36年に「広く、低く、美しく」を謳った軽ライトバン、三菱360を発売し、軽自動車の歴史に確固とした足跡を残してきた。

現在の軽自動車の法定規格は車体の全長が3.4mm以下、全幅1.48m以下、全高2m以下、エンジン排気量は660cc以下。この規格のなかで最大限の性能を追い求めてつくられた軽自動車は、日本の自動車の歴史のなかで常に重要な位置を占めている。

後席の広さは大型セダン並み

三菱のeKクロスは、日産自動車との共同開発が生んだ軽自動車である。開発は主に日産自動車が受け持ち、車体の骨格やエンジンなどが新しく設計された。

10年ほど前までは、税金や保険など諸経費の安さ、燃費の良さが軽自動車購入の主なる動機だった。ところが近年は、そうした経済的利点に加えて、車体の色やスタイル、外観を重視する人が増えているという調査結果が出ている。eKクロスは、昨今のそのような潮流を意識して、共同開発のベース車両に、三菱自動車が独自のデザインを施している。

全高1.66mと背が高く、「ハイトワゴン」という車種に分類される。エンジン排気量は660ccで、自然給気、ターボ、ハイブリッドFF車、4WD車など、すべてのタイプが用意されている。

乗って驚くのは、後席が広いことだ。室内高が1.27mと高く、頭上に余裕があり、足元がとにかく広い。前席を後ろにスライドさせても、後席で足を組めるほどで、大型セダン並みの広さだ。大人4名が楽に座ることができ、後席を折り畳めば広い荷室にもなる。

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最終更新:9/14(土) 8:39
サライ.jp

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