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国産大型アドベンチャー編[2019新車走評]カテゴリー別“試乗インプレッション”大図鑑 #09

9/14(土) 15:49配信

WEBヤングマシン

オンロード系全盛の一方で、オフ指向も復権へ

オンロードとオフロードの双方をカバーし、安楽な旅性能を持つアドベンチャー。国産勢は、トレーサーを筆頭に舗装路での巡航性能を重視したモデルがメインストリーム。ヴェルシスにジャンル初の電制サス仕様がデビューした。一方で、オフ指向のモデルも増殖中。アフリカツインが人気を博し、新作のテネレ700もオフに強いキャラだ。

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高速クルーズ向きから本格オフまで選び放題

安楽なライポジと長いストロークのサスによる快適な乗り心地、防風性能まで備え、ツーリングが得意なアドベンチャークラス。車体はクルーザーより軽快で、遙かにスポーティだ。

国産で多数派なのは、フロント17インチを備えた快速オンロード指向のモデル。19インチ以上でスポークホイールの車両はオフロード色の濃いキャラクターとなる。前者のオン指向では、このジャンルで珍しい直4を搭載したヴェルシス1000と、軽快なトレーサー900が代表格。高速道路でのハイスピードクルーズが大得意だ。

アフリカツインは、ライバルのR1250GSより軽く、F21インチスポークホイールなどでオフを考慮した設定。さらにオフ色が濃いのが新作のテネレ700で、ライバルより圧倒的に軽量コンパクトな車体が特徴となる。さらに別格なのがCRF450L。モトクロッサーに保安部品を装着し、公道での移動を可能にしたモデルだ。

HONDA CRF1000L Africa Twin/Adventure Sport/DCT[その名はダテじゃない]多彩な道に適応守備範囲が広い

HONDA CRF1000L Africa Twin/Adventure Sport/DCT■水冷4ストローク並列2気筒 SOHC4バルブ 998cc 95ps/7500rpm 10.1kg-m/6000rpm 243kg 24L■シート高890/870mm ※写真&諸元はアドベンチャースポーツ ●138万6720円~

往年のパリダカレプリカの車名を継ぐ本格クロスオーバー。270度クランクの998ccパラツインは、後輪が路面をしっかりつかみ、快活に吹け上がる。出力特性(3段階)とエンブレ(3段階)、トラコン(7段階+オフ)が連動して変更できる走行モードも便利だ。高速道路では、ビートを奏でるトルク感が心地よく、直進安定性もバッチリ。

車格は大柄に見えるが、意外とスリム&コンパクト。またがるとサスが沈み、身長168cmで両ツマ先が接地する。ハンドリングは、深く車体を寝かせてリヤからスロットルで曲げていく特性。17インチ的な素早さはないものの、積極的に操る楽しさがある。STDはサスの動きも落ち着いており、接地感を伴いつつ安定して立ち上がることが可能だ。

主戦場はオンだが、F21&R18スポークホイールと、適度にしなりライバルより軽量&スリムな鋼管フレームの車体によりオフにも強いのが持ち味。さすがに重さがあるのでバランスを崩すとリカバリーが難しいが、重心が低いため、余裕のある部類だ。

アドベンチャースポーツは、ビッグタンクなどを与えたタフ仕様。STDから+13kgとなるが、走行中はそれを感じさせない。専用設定のサスはストロークが前後とも約20mm長く、ピッチングも大きめだが、衝撃吸収性に優れ、乗り心地がいい場面が多い。

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最終更新:9/14(土) 15:59
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