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1961年製のシトロエン 2CVに乗って100周年イベント会場へ。その盛り上がりに驚く!(中篇)

9/14(土) 21:11配信

GQ JAPAN

訪れた人たちを楽しませるフランス人らしい数々の趣向

イベント自体の仕切りも、一風変わったスマートなものだった。オンライン登録後に前日までに送られてきたのは、PDFの駐車証のみ。会場の手前のチェックポイントでこれをスマホで見せると、その先の道へ通され、シャトー周辺の会場で車種ごとに「ハイ、あっちね~」といった調子で仕分けされる。1961年式2CV AZLPに乗った筆者は、当然2CVのスペースへ。スペース内には年式ごとに停める場所が示され、旧>新の年代順に並べられる。あとは受付を済ませると、アクセス・バッジと駐車場所の地面をオイルで汚さないための保護シートが渡される。テストコースのほかは、ほぼ森林と池であるドメーヌ内の環境を守って集まる、という趣旨なのだ。

会頭のスピーチで、シトロエンのゼネラルマネージャーを務めるリンダ・ジャクソン氏は、会場に集まったヒストリック・シトロエンのオーナーたちにはもちろん、イベントの準備にボランティアとして関わった人々に感謝の念を述べていた。後にインタビューしたところ、ジャクソンCEOは市販前のモデルに試乗するために2、3カ月に一度の割合で、ここのテストコースを訪れているのだとか。「シトロエンは、単なる快適性のみならず、車中での過ごしやすさ全般を特徴とするクルマです。ですから、その揺り籠といえるラ・フェルテ・ヴィダムに一般のオーナーを迎えられるのは、とてもよいこと。まさしく100周年という稀な機会で、これだけの規模でやれたからこそ、実現できたといえます」

シャトー正面の一等地はオーナーやクラブに譲って、ラ・フェルテ・ヴィダムの村寄りとはいえ隅に構えたシトロエンのオフィシャル・テントだったが、やはりそこにはサプライズがあった。1920年代にパリの夜を照らし続けた、「CITROEN」と縦にあしらった広告とエッフェル塔を、この地に再現してしまったのだ。

ジャクソンCEOはこのエッフェル塔について、「アンドレ・シトロエンの時代に、10年以上もパリで続いた広告ですからね。でも今や本物でやる訳にはいかないでしょう? だからウチのマーケティングが発案して、やろうってことになったんです」

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最終更新:9/14(土) 21:11
GQ JAPAN

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