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環境を重視する米ミレニアル世代が変える10の業界

9/14(土) 12:00配信

Forbes JAPAN

米国の「ミレニアル世代」の消費習慣が、気候変動問題にプラスの影響をもたらしている。国連が「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げ、全ての人々のための持続可能な未来の創造を目指す中、彼らは企業も環境保護を重要な目標の一つに含めるべきだと考えている。

米国勢調査局によれば、同国のミレニアル世代の人口は約8310万人。調査機関ピュー・リサーチ・センターの定義では、1981~1996年生まれがこの世代に当たる。彼らが求める透明性と持続可能性は、主に以下の10分野に関連のある業界に利益をもたらすと考えられている。

1. ファストカジュアル・ダイニング
ミレニアル世代は、ファストフードの健康への影響を懸念している。がんや高血圧、肥満など、生活習慣が原因となる病気の患者が増加してきたことを受け、彼らはファストフードよりもファストカジュアル・ダイニングを選ぶようになっている。

ウーバーイーツ、グラブハブなど、アプリを通じてデリバリーを注文できるサービスが登場したことも、健康的な食事を取ることを容易にした。

2. ファッション
繊維工業は二酸化炭素の排出量が多く、環境にとって有害だ。エネルギー・環境問題が専門の米マーケティング会社シェルトン・グループが発表する年次報告書「エコパルス(Eco-Pulse)」によれば、この世代の90%は、パタゴニアなど社会・環境問題への対応に関して信頼できるブランドの製品を購入したいと考えている。

また、調査会社ミンテルによると、17~26歳の若いミレニアル世代の44%は、より環境に優しい生地が衣料品の生産に使われるようになることを希望している。

3. ハイブリッド技術
コンピューターとインターネットと共に成長してきたこの世代は、2つ以上のテクノロジーを組み合わせたシステムからなり、効率的で環境に優しいハイブリッド技術を理解することができる。例えば、この技術は排気ガスの量を削減するものとして、自動車に取り入れられてきた。化学物質や汚染物質などを排出せず、低燃費で環境に優しいテクノロジーだ。

4. シェアリングエコノミー
テクノロジーはこの世代がリソースを共有し、協力し合い、人とつながることを容易にした。そして、入手可能なモノやサービスの幅を広げた。シェアリングエコノミーは個人が所有する自動車やバイクの数を減らし、それらの生産台数を削減させたことによって排気ガスの量を削減。環境の持続可能性を高めた。

5. 清潔な水
新鮮で健康的な食品、清潔な水に対する関心が高いこの世代は、特に清潔な水へのアクセスがないことが環境問題のほか、下痢などの健康問題につながっていると考えている。

ミレニアル世代は年上のどの世代よりも、健康管理と長期的な生活の質を重視する。こうした考え方の変化を受け、多くの産業・企業が製品ラインの拡大やビジネスモデル・販売促進戦略の見直しに乗り出している。

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最終更新:9/14(土) 12:00
Forbes JAPAN

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