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「サブスク」サービスはなぜ人気なのか メリット、デメリットを分かり易く解説

9/14(土) 8:31配信

デイリー新潮

サブスクの口コミはアフィリエイトだらけ

 では、サブスクのメリットとは何だろうか。

「ユーザーにとっては、前述のように毎月少額でサービスを受けられること。高額な時計やバッグのレンタルサービスなどを、ユーザーは必要なときだけ利用できるという利点があります。企業にとっては会員数から収益の予測が立てられることです。また、なかにはサービスを利用せずに登録だけしている“幽霊ユーザー”もいるため、彼らから望める収益も大きいのでしょう」

 一方で、企業側のデメリットもある。

「サブスクを展開する多くの企業は、初期費用がかさんだり会員集めに苦労するようです。例えば、かつて『スーツのAOKI』は、スーツレンタルのサブスクリプション『suitsbox』を展開しましたが、会員獲得にかかる広告費が莫大な上、初期費用で高額なスーツを契約者分集めなければなりませんでした。それを回収できずにサービスを終了したため大きな損を出しました。このように企業がサブスクを始めるリスクは大きいといえます」

 また、サブスクを利用する消費者にもデメリットはある。ユーザーが重視するのは口コミだが、サブスクの情報収集は困難を極めるという。

「ネット上で、サブスクの口コミを書いているブログはごまんとありますが、そのほとんどがアフィリエイトです。サブスクはアフィリエイターが儲かる商材なため、ユーザーは正確な口コミを探すのが難しい。また、ファッション系のサブスクサービスも判断が難しい。この手のサービスでは、自分の好みに合わせた洋服を定期的に送ってきてくれることになっていますが、送られてきた洋服が全然好みと違う、なんてこともありえるでしょう」

 サブスクサービスは、実際に利用してみないと分からないというリスクがあり、それが元でトラブルになった事例もある。例えばTSUTAYAが始めた動画サービス「TSUTAYA TV」は月額933円で見放題と謳いながら、実際は全作品の27%しかその対象ではなかった。その結果、TSUTAYAは消費者庁に景品表示法違反に当たると指摘され、課徴金1億円以上を請求された。

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最終更新:9/14(土) 13:15
デイリー新潮

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