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9.15大注目の東京五輪選考レース「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」を川内優輝が独自視点で大予想! 

9/14(土) 6:20配信

週プレNEWS

明日9月15日(日)に開催される東京五輪マラソン代表選考会、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)。上位2選手が五輪出場権を獲得する大一番を前に、世界選手権(9月27日開幕、ドーハ)代表の川内優輝(かわうち・ゆうき/32歳・あいおいニッセイ同和損保)を直撃。混戦の男子をズバリ予想してもらった!(※出場予定選手など、本記事の情報は9月4日現在のものです)

【図】MGCのコース

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■優勝予想タイムは2時間15分台!?
今年3月末で埼玉県庁を退職し、4月からプロランナーとしてスタートを切った川内優輝。暑さが苦手なことを理由に、権利を持つMGCの出場を辞退し、世界選手権(カタール・ドーハ)の代表にまわった彼は、これまでにフルマラソン完走97回、季節や距離を問わず国内外のレースに出まくるなど、自他共に認める"マラソンマニア"である。

今夏は北海道・釧路をベースに長期合宿を組んでいた川内に、MGCのレース展開や注目選手を聞いた。

――どんなレースになると予想しますか。

川内 正直、まったく読めないですね(笑)。普通に考えれば、残暑も厳しくスローペースになるのかなと。五輪の出場権がかかっているということで、30kmくらいまでは大きな集団で探り合いの状態が続き、ラスト勝負......みたいな。

一方で、一世一代の東京五輪の選考レースで、ただ指をくわえて中途半端な走りをしても仕方がないと思う選手がいるような気もします。当日の天候や気温にもよりますが、特に持ちタイムで後れを取っている選手が思い切ったことを仕掛けてくる可能性は十分。(普段はレースをリードする)外国人選手やペースメーカーがいないということもありますし、本当に未知ですね。

――大迫 傑選手(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)、設楽悠太選手(Honda)、井上大仁選手(MHPS)、服部勇馬選手(トヨタ自動車)が「4強」と言われています。

川内 持ちタイムを見れば、そうなりますよね。ただ、夏のレースでそこまでズバぬけた力があるのかは疑問です。

――何がレースの行方を分けるカギになるでしょう。

川内 揺さぶりをかけてくる選手はいると思いますので、その見極めは重要でしょうね。夏のレースでは、少しのペースアップでも消耗が激しいですから。

おそらく大迫選手はレースを引っ張るというよりも、誰かが出たらそれについていく感じ。そうなると設楽選手、井上選手がどのあたりで仕掛けるか。ふたりが20km手前で飛び出すようなら、もうグチャグチャな展開になるかもしれません(笑)。

――東京五輪とほぼ同じコースについてはどんな印象を?

川内 ひとつの注目は最初の下り。大逃げして勝負しようという選手がいない限り、序盤はスローペースになると思うのですが、スローでの下りは逆にブレーキがかかってしまい、かえって脚に大きな負担がかかることもあります。

あとは最後、四谷あたりから約5kmの上りになるので、そこはキツそう。ただ、全体的に見れば、そこまで難しいコースではないと思います。

――レースを見る上でのポイントなどありますか?

川内 汗のかき具合、給水をちゃんと取れているかは注目ですね。31人もいれば、給水をミスする人も出てくるでしょうし、暑いレースではひとつの給水ミスが命取りになることもある。あとは集団の中での位置取り。ずっと中にいても疲れますし、ずっと外側にいても大回りになることがある。集団が大きければ、脚が絡まるリスクもあります。

――暑さがレースに与える影響も小さくなさそうですね。

川内 展開同様、読めない部分ではありますが......。五輪の本番は来年8月9日の午前6時スタートですが、MGCは9月15日の午前8時50分。場合によってはMGCのほうが暑くなるかもしれないし、逆に涼しくなるかもしれない。厳しい暑さになれば、優勝タイムが2時間15分なんてこともあると思います。

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最終更新:9/14(土) 6:20
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