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週6でバイトの40代非正規雇用者も…ロスジェネ世代にチャンス到来!?

9/14(土) 15:55配信

週刊SPA!

 就職氷河期で正社員という王道からそれた道を歩むことを強いられてきた40代にもチャンスが到来。政府は今春、氷河期世代を「人生再設計第一世代」と位置づけ、非正規雇用の労働者たちが正社員として働けるよう、就労支援を強化する方針を打ち出した。不安定な就労による社会保障費の増大を防ぐ狙いもあるが、千葉商科大学講師の常見陽平氏はこの政策について「遅かった」と語る。

40代の非正規雇用者にも転職のチャンス到来!?

「本当は20年前にこうした施策が打たれていればよかった、というのが第一印象です。しかし、現状を変えたいと思っているロスジェネたちはこの政策をうまく利用したほうがいいです」

 施策内容としては、助成金の対象年齢を45歳未満にまで引き上げることや、ハローワークに氷河期世代向けの専門部署や専門家を配置することなどが挙げられており、今後3年でフリーターを半減させる見込みだ。就労支援の重点分野としては、地方の観光業や介護職が挙げられている。

「非正規雇用のロスジェネたちは週6でバイトをかけ持ちし、疲弊した生活を送っている人もいます。こうした政策を知ることもなく、再就職のためのアクションを起こす余裕すら持てないのが現状です。行政支援を行うのであれば、必要な人のもとに情報が届くよう制度を整えることも重要です」

ロスジェネはどう行動すべきか?

 厳しい時代を過ごしてきたロスジェネたちは、今からどうアクションを起こせばいいのだろうか。

「失敗してもいいから、とにかく行動することです。あと、使えるツテはすべて使ったほうがいい。行政に助けられることに慣れていない人が多いので、“助けられる勇気”を持つことが肝心。正社員になることが、『実は思ったほど難しいことではない』と知るだけで、大きな一歩になるはずですから」

 人生100年時代では、死ぬまで働き続ける人も多いだろう。50歳という年齢は、まだ人生の折り返し地点とも言える。今から新しいことに挑戦するのも遅くない。

【常見陽平氏】千葉商科大学講師
働き方評論家であり、専門は労働問題やキャリア論。著書に『「働き方改革」」の不都合な真実』(イースト・プレス)など

取材・文/西谷格 古澤誠一郎 撮影/杉原洋平 モデル/加藤衛 図版/ミューズグラフィック 写真/時事通信フォト

―[転職[40歳限界説]はウソだった]―

日刊SPA!

最終更新:9/14(土) 15:55
週刊SPA!

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