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『ノーサイド・ゲーム』最終回 決戦を左右する浜畑、里村の実話

9/15(日) 11:01配信

FRIDAY

社会人ラグビーの現状を題材にしたTBSの日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』が15日に最終回を迎える。主人公は、大泉洋が演じる君嶋隼人。大手自動車メーカー「トキワ自動車」で、エリート社員から左遷されたサラリーマンが、低迷するラグビー部のGMに就任し、再起を目指す物語だ。ラグビー部「アストロズ」の指令塔をつとめる浜畑譲を演じる廣瀬俊朗氏は、前回2015年ワールドカップ(W杯)の日本代表で、リーチマイケルの前任の主将だった。

廣瀬俊朗、佳久創の素顔

「30年ラグビーをやりましたが、廣瀬の名前は浜畑に2日(2回分の放送)で負けましたよ(笑)。ドラマの反響や影響力の大きさを感じましたし、見ていただけているということなのでありがたいですね」

演技経験がほとんどない廣瀬が、どうして配役されたのか。

「慶応大ラグビー部の先輩、(演出の)福澤克雄さんから3月に声をかけていただきましたが、そのときは、ラグビーのシーンがリアルかどうかを見る監修のお話でした。その後、流れの中で読み合わせに交じることになり、やってみたら『OKだ』と。どんどん巻き込まれて(笑)。第1話でミーティングの最後に『やってられるか!』と声を荒げるシーンがあるのですが、実はそのひと言だけで7~8回は撮り直しました。僕はもともと、声を荒げるタイプではないから、難しかったですね」

俳優としては素人の自分を受け入れ、周囲のプロの俳優と同等に演じなければいけないプレッシャーとどう向き合ってきたのだろうか。

「そこは開き直りですね。一生懸命やらせていただいてますが、ただ任命したのは僕じゃない、福澤さんだと。その開き直りは、ラグビーで鍛えられたんです。ノーサイド・ゲームの現場もきつかったけど、現実もそれ以上にキツかったですから」

慶大から東芝に入社。しかし2009年、部員がドーピング検査で陽性反応が出る不祥事が発覚し、廃部の危機に陥った時、廣瀬は主将だった。部員を代表して関係各所やメディアに頭を下げ続け、何とか存続にこぎつけた。2012年からはエディ・ジョーンズ監督率いる日本代表でも主将をつとめ、リーダーに厳しいエディ氏からプレッシャーを受け続けた。廣瀬が続ける。

「主将は、監督と選手の間に立ってどうやって全体を最適化できるかを担うのが仕事です。お互いの主張を見てうまくバランスをとることが必要なんですが、誰を信じていいかわからなくなったことも実際、ありましたね」

チームのために身も心も砕く経験を乗り越えた廣瀬は日本代表に選ばれたものの、W杯では南アフリカ戦をはじめ、1試合も出られなかった。

「第7話で、アストロズにいる僕がサイクロンズから移籍を持ちかけられた時、サイクロンズの監督役を演じた渡辺裕之さんから『歴史的勝利をあげた南アフリカ戦、ベンチで見ていて悔しかっただろう?』と口説かれるシーンがありました。最初、脚本の台詞には無かったんですが、福澤さんが加えてくれたんです。まさに僕自身のことだったので、感情がぐっと入りました。
日曜劇場は『月曜日からまた頑張りましょう』というメッセージがあり、W杯の前に放映されるという大義があったので、何とかやってこられました。他の企業スポーツにも『コストをおとせ』と言われていることがいっぱいあると思うし、これからもドラマと重ねられる部分もあると思います」

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最終更新:9/15(日) 11:01
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