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大学教授が解説「70歳までに2億円を築く」科学的な株式投資術

9/15(日) 12:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

「人生100年時代」という言葉もすっかり定着した感がありますが、では実際に、生涯安心して生活できる金融資産を築くにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、年代ごとに達成しておきたい目標金額と、それを実現する株式投資の具体的な手法を見ていきましょう。本記事は、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授の榊原正幸先生が、人生100年時代の資産形成に役立つ、堅実で科学的な株式投資術をわかりやすく解説します。

株式投資は20代のうちに始めればベスト

今回は、「人生100年時代に備えるお金の基盤作り」という視点から、株式投資による資産形成の長期的戦略についてまとめておきます。そうすることで、お金の面での「人生設計」の理想形を考えてみようと思います。

(1)いつから始めるか?

まず、株式投資は何歳から始めるのがいいのかですが、私の経験から言いますと、早くて20歳から、遅くて30歳からといったところです。つまり、株式投資は20代のうちに始めればベストだということです。

巷では、「小中学生の子供にもファイナンシャル教育を!」などと言って、まだ働いてもいない小さな子供に株式投資を教えようといったことを主張する向きもあるようですが、私はそれには賛成できません。小中学生のような子供にファイナンシャル教育を授けると、ともすれば「人生、お金がすべて」といったように勘違いしてしまう子供が出てきてしまうからです。

お金以外にも、人生で大事なことはいくらでもあります。健康・社会的信用・家族・友人・趣味・仕事を通じた社会貢献・・・こういった大切なことと合わせて、お金のこともバランスよく、20歳を過ぎたら考えていくべきことだというわけです。子供のうちは、学校で勉強したり運動したり友達と遊んだりして、すくすくと育つのが一番です。お金のことは、自分が働くようになって、多少なりとも自分のお金が貯まってきてから考えれば十分なのです。

(2)30歳から50歳までは、資産増殖期

そういったわけで、株式投資については30歳までに初心者マークがはずれれば、とりあえずよしとするという感じです。投資資金は30歳の時点で300万円あれば上出来でしょう。

そして30歳から50歳までが、「アクティブ投資」と「低PBR投資」で資金を積極的に増殖させる時期です(「PBR」とは「株価純資産倍率」の略称で、その計算式は「株価÷1株当たり純資産(BPS)」です)。

本連載の手法に愚直に従って地道に頑張れば、平均して年率で10%の利回り(税込みで12.5%の利回り)を狙うことは決して夢ではありませんし、それが実現できればかなり上出来でしょう。

たとえば30歳の時点において300万円でスタートして、株式投資を続けながら、毎月5万円を貯めていき、毎年末に(5万円×12ヶ月=)60万円を投資資金に追加していきます。それを元手に平均して(税引き後で)10%の利回りを達成できれば、複利で計算すると50歳の時点でおよそ5,400万円になります。

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最終更新:9/26(木) 14:27
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