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37歳・福士加代子7位も“福士節”健在 取材中に足がつる「あいたたたた!」

9/15(日) 13:36配信

THE ANSWER

暑さもなんの、女子最年長が力走「頑張ったけど、勝負はしてない」

 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC・明治神宮外苑発着)が15日に行われ、10人が出場した女子は前田穂南(天満屋)が2時間25分15秒で1位となり、2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)ともに東京五輪に内定。5大会連続出場を目指した福士加代子(ワコール)は2時間33分29秒で7位となった。残り1枠は今後3つの対象大会で争われる。

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 暑さの残る東京を37歳・福士が走り抜けた。五輪に4度、世界選手権に5度出場した女子長距離界のレジェンドは7位。取材エリアの第一声は「ダメ」。それでも笑顔を交え「残念でしたねぇ、頑張ったけど。頑張ってないかな(笑)。完走したのは頑張ったけどね。勝負はしてないんでね」と及第点を与えつつ、満足はしなかった。さらに出場最年長のベテランは言う。

「ダメだね、全体的に。最初の5キロくらいはいけたから、よかったなと思いましたけど、その後一回ダメになってから立て直すことができなかった。だから、ダメなままダメで終わった感じ。最後は若干、次のレースを考えながら『やめた方がいいのか』とか、そういうのを考えちゃったり。とりあえず今できる走り、あまり酷くならない走りを目指して、完走だけを目指していました」

 3000メートル、5000メートル、ハーフマラソンの日本記録を持ち、13年モスクワ世界選手権のマラソンで銅メダルに輝いた。14位となった16年リオ五輪以来のマラソンだった今年1月の大阪国際女子は途中棄権。しかし、3月の名古屋ウィメンズでMGC切符を奪い、カムバックした。

海外勢への助言は「日陰があるから大丈夫だよって言っといて」

 あっけらかんとした、ぶっちゃけトークで“福士節”と一世を風靡した口ぶりは健在。「頑張ろうと思って頑張ったけど、やっぱり頑張ろうと思っちゃダメ。緊張しちゃいましたね。頑張っちゃダメだね。あいたたたた! つる! つる!(笑)。足、つるね~。やっぱり今日の走りダメ」と結果は振るわなかったが、終始笑顔で返答した。

 先頭のゴール時は29.2度。最後に粘り切れなかったが、暑さは問題ないと強調した。「思っていたよりは涼しかったと思いますよ。もっと暑いなと思っていた。日陰とかもあったし、よかったですよ。(7、8月に比べたら楽?)私の走り自身が楽じゃなかったですね」と笑顔。「やっぱりきついですけど、コース的には日陰もあったのと、あと向かい風が多かった。急になんだろう、あれ。ビル風っていうのかな。あと、(37キロ以降の)微妙なあの坂がね、めっちゃきつい(笑)。そんな感じですね」と語った。

 海外メディアから海外勢への助言を求められ、「あのね、日陰があるから大丈夫だよって言っといて。炎天下じゃないよって」と笑った。今後は対象大会の12月さいたま国際、来年1月大阪国際女子、同3月名古屋ウィメンズのいずれかで設定タイム2時間22分22秒を切り、その中で最上位選手になれば3枠目に滑り込む。福士が東京五輪出場すれば、日本のマラソン選手として史上最年長38歳4か月、全競技を通じて女子最多タイの5大会連続出場となる。

「完走したのは『東京五輪はここを走るのか。コース試走?』と思って走りましたね。ダメだったんですけど(笑)」

 ベテランの意地を見せる戦いが続く。

THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada

最終更新:9/15(日) 16:59
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