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「いまだポケモンGO中毒です」イギリス紙中年男性記者の告白

9/16(月) 20:00配信

クーリエ・ジャポン

流行が過ぎ去ってからも、ひそかにポケモンGOにのめり込んでいるガーディアン記者。やめたい気持ちもあるけれど、いざ可愛いポケモンたちを目の前にすると、つかまえずにはいられない。自分でも手に負えないポケGOへの情熱の理由を探るため、彼は3日間の巨大イベントに参加する。

すべてのポケモンGO好きに送る、エリート中年男性よる苦悩と笑いの奮闘記をどうぞ。

雨に濡れても、雷に打たれそうになっても、ゴースを見つけたい……!

シカゴのグラント・パークに雷雨が迫っている。シカゴで3回目となる、年に一度の「ポケモンGO・フェスト」に参加するために集まった何千人もの人々は、落雷の危険性があるため避難するようにと指示されている。

だが、私は「スプーキー・ウッズ」エリアでゴースの写真を撮らないと、今回のイベントのチャレンジを完了し、新しいレアポケモンを見つけることができない。それなのに、私はまだゴース持っていないのだ。
落雷による死の危険を冒して、私は「スプーキー・ウッズ」のほうへゆっくりと走っていく。

私の名前はドミニク、52歳。20代の子供が二人いて、ピューリッツァー賞の受賞に貢献した実績もある。娯楽として哲学書を読み、シュトックハウゼンを聴く。

私はポケモンGOが大好きだ。と同時に、私はそんな自分が大嫌いだ。ボーイフレンドは、私がポケモンGOをプレイすると呆れたように目をギョロつかせる。子供たちは嘆かわしいことだと考えているし、このことを知っている同僚たちは、おそらく陰で私を批判しているだろう。

これは私の秘密にしている恥なのだ。でも、私のような人間は一人ではない。

「周囲には秘密」トレーナーレベルMAXの中年夫婦

「ポケモンGO」は、スマホで武装したプレーヤーたちが現実世界でポケモンを集めるゲームだ。徒歩で探索すると、周辺地図上にかわいらしいポケモンが現れ、とにかく捕まえなきゃという気持ちに駆られる。

シカゴの嵐がこちらにやってくる前に、私はパーク内でポケモンを捕まえている、感じの良い中年カップルに出くわした。彼らはスマホでデジタル生物を追いかけているというより、ピラティスの後にくつろいでスムージーを飲んでいるような雰囲気だった。

話を聞くと、男性はフォーチュン500に入る会社で営業部長をしており、女性は非営利団体を運営している。彼らは、ポケモンGOでのハンドルネームがOceanna131450とBeachBaby503であるということだけ教えてくれた。

「私たちがポケモンGOをやっていることは秘密なんです」と彼女は話す。「職場の人は誰も私がプレイしていることを知りません」

二人がポケモンGOをやるようになったきっかけは、配信当時子供たちに誘われたことだったという。

子供たちはすぐにやめてしまったが、二人はそれ以来ずっとプレイしつづけている。二人はともにレベル40、ゲームの最大レベルだ(私はレベル36)。Oceanna131450は一年目にレベル40に達し、これまでに6234キロを歩いた──およそシカゴからパナマまでの距離だ。

「私たちは目的に向かってがんばるタイプなんです」と彼は笑う。

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最終更新:9/16(月) 20:00
クーリエ・ジャポン

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