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陸上選手・小池祐貴「自分が全盛期になったとき、一発メダルを狙いに行きたい」

9/16(月) 12:01配信

Tarzan Web

昨年のアジア大会の200mで優勝、今年は100mで9秒台をマークした。自己記録を次々塗り替える彼は、夢に向かって生活を陸上に捧げている。(雑誌『ターザン』の人気連載「Here Comes Tarzan」、No.772より全文掲載)

日本人3人目の100m9秒台。

2019年7月に行われたIAAFダイヤモンドリーグ・ロンドングランプリ男子100m。

ここで日本人としては3人目の9秒台、9秒98を記録したのが、小池祐貴だ。1998年に伊東浩司が10秒フラットを出し、19年後にやっと桐生祥秀が10秒の壁を越えた。そこからたった2年の間に日本の短距離界の姿はガラリと変わった。

ただ、小池を一躍有名にしたのは、前年に開催されたアジア大会であろう。200mで20秒23という好タイムで優勝を果たしているのだ。

大会前の大きな決断。

「去年のシーズン前の冬季練習で故障もなく、これまでにないぐらいしっかり鍛えることができたんです。トレーニングでカラダができて、体重も増えたのですが、走りの感覚もそれにしっかり対応できていた。

だから普通に走れば100mも200mも自己ベストは間違いないと思っていました。代表に入って、アジア大会を戦える手応えもあった。だから、自分の力を発揮すれば、絶対に大丈夫という気持ちで臨みました」

実は、この大会での優勝は小池にとって非常に大きなものだった。これがなければ、もしかしたら9秒台も出せていなかったかもしれない。大会前に彼は、自分の陸上人生を左右するような決断をしていたのだ。

「これからも、社会人としてそこそこの感じで陸上と付き合っていくか。それとも、陸上に専念できる環境のもと、とことん向き合うか。それをアジア大会で決めようと思っていました。

決勝、あのとき走った一本で自分の実力を出せないようでは、自分は陸上に専念できる器の選手ではないと考えていました。器のある選手は、やらなきゃいけないときにやれて、周りの人はそれに対してお金を出してくれていますからね。

だから、あそこで金メダルを獲り、移籍して陸上だけの生活に入ることができたのは、本当に大きかったです」

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最終更新:9/16(月) 12:01
Tarzan Web

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