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日欧大型クルーザー編[2019新車走評]カテゴリー別“試乗インプレッション”大図鑑 #11

9/16(月) 15:49配信

WEBヤングマシン

ハイパフォーマンスとリラックスが同居

クルーザーと言えば、大排気量にものを言わせて優雅に旅するもの、そうしたイメージだけの時代は、もはや終わろうとしている。日本&ヨーロッパ製のクルーザーは、そこに優れたハンドリングや、街でも軽快に付き合えるカジュアルテイストといった新路線を開拓中。最新のモデルたちは、そのスタイリングからは想像できない走りを見せてくれる。最も目からウロコが落ちやすいのは、実はこのジャンルかもしれない。

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アメリカ相手に巻き返しなるか

クルーザー=“アメリカン”の代名詞が今でも通用するとおり、このジャンルは米国ハーレー・ダビッドソンの力が根強い。一時期は隆盛を誇った国産クルーザーも度重なる環境規制を経るなどして、今では数えるほどになってしまった。そんな中にあって、日欧勢は独自の個性で巻き返しをねらう。

ドゥカティ初のクルーザーとして誕生したXディアベルは、同社らしいLツインの元気よさとコーナリングの妙味を忘れず、ホンダのゴールドウイングは遥かなる地平線の彼方に向けて続く直線を優雅にどこまでもクルージングする……そんなこれまでのイメージにバイク本来の操る楽しさを加えるためにダブルウィッシュボーンのフロントサスやDCTを組み込んできた。

BMWもアメリカ発祥のバガーブームをみごとに吸収。このほか都市部でも軽快に楽しめるヤマハ・ボルトやSCR、ホンダ・レブルといったマシンもある。さらに異色の姿を持った2台も……。

DUCATI Diavel 1260/S[メガモンスター]原点回帰を遂げたビッグネイキッド

DUCATI Diavel 1260/S■水冷4ストロークL型2気筒 1262cc 159ps/9500rpm 13.2kg-m/7500rpm 244kg 17L■シート高780mm ※写真と諸元はS ●[S]268万円 [STD]228万5000円

イタリアの方言で“悪魔”を意味するディアベル。派生モデルであるXとの大きな違いはライディングポジションでステップ位置は後退し、シート高も上がっている。全体的にはニュートラルなネイキッド的ライポジに近い。まず感じるのは軽さで、車重は244kgもあるがマスの集中により様々な場面で得られる人車一体感が秀逸。

エンジンはさすがビッグツイン。少し強めに加速すると、いとも簡単にトラコンが介入する。だがそれも自然で、妙な挙動も感じられない。太いトルクを楽しみながらゆったり走るも、回転を上下させて力強く走るも思いのままだ。旋回力自体はそれほど高くはないものの常にニュートラル。安心感を主体としながらスポーツ性を引き出せる。巨大版モンスターシリーズ的なマシンだ。

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最終更新:9/16(月) 15:49
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