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永久保存版! 老親が元気になる全国「親孝行温泉宿」ベスト15【リスト編】

9/16(月) 6:30配信

文春オンライン

ひとりでも老親を連れて行ける「親孝行温泉宿」とは?【入門編】 から続く

 人気の温泉エッセイストが療養中の老父を温泉に連れて行ったら、「狭いバリアフリー風呂では嫌だ」「大浴場に行きたい」と抵抗にあい……。

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 そんな経験に基づいて、全国のバリアフリー宿の中から老親も満足し、ひとり娘でも連れて行ける「親孝行温泉」を厳選。 前編 では「親孝行温泉」で大切なのは次の2点にまとめられることがわかった。

1、まず温泉宿として素敵で、そこで時間を過ごすだけで、老親が身も心も元気になれること。
2、とはいえ、バリアフリー対応が充実していて、ひとり娘でも連れて行けること。

 これに基づいて選んだのが本記事の15の宿だ。体が不自由な場合、遠くの宿に行くことは難しいので、場所は北から南まで、なるべく多くの地方に広がるようにした。

 またどの宿も、なによりスタッフの皆さんが優しい。あのご主人なら、あの女将なら、もし旅先で困った出来事が起こっても、お客さんを大事にしてくれるだろうと、宿の皆さんの顔を思い浮かべながら選定した。

◆◆◆

大浴場や広い露天を貸し切りに

 まず、ウチの父のように、ちょっと無理すれば大浴場に入れる状態の人は、ほぼ必ず「大浴場に入りたい」という。そういった場合は、広い大浴場を貸し切ることができる「下部ホテル」、団体客に大浴場を提供する「ゆのくに天祥」「ひだホテルプラザ」等に、相談してみよう。「有馬館」「箱根パークス吉野」「旅行人山荘」は、眺めがよくて広い露天風呂を貸し切ることができる。そして、父のように弱ってきた身体を自分ではまだ認めたくない親には、「別邸つばき」の風呂がいい。「身体が不自由であることを忘れさせてあげたい」をコンセプトに、極力手すりは設置せず、柱が摑まりやすい造りになっているなど、宿の主人の細やかな配慮が行き届いている。

 単独で温泉に入れない人は、他人の手による「入浴介助」が必要になる。その場合、私のように娘が父親をお風呂に入れることは「異性介助」と言って、男女別の大浴場ではなく貸切風呂が必要になる。「登府屋旅館」は、身体が不自由な人からのアドバイスをもとに、脱衣所から湯船までゆるやかな傾斜の滑り台風の貸切風呂を作った。「みちのく庵」「YUMORI」「ちとせ」「山あかり」には、部屋に入りやすいお風呂が付いている。

 さらに、自力で動くことが難しい人は、「リフト付きのお風呂」を選べば、入浴しやすくなる。リフト付きのお風呂でいえば、「富士レークホテル」や「なにわ一水」「ホテル玉之湯」は要介護の親でも温泉に入れる環境がある。

 やや駆け足になるが、リスト順に宿の魅力を紹介しよう。

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最終更新:9/20(金) 22:39
文春オンライン

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