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社員の「身体を鍛える」ことが会社の収益アップにつながるワケ

9/16(月) 8:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

経済産業省の取り組みにより注目が集まる「健康経営」。健康経営とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することと定義され、「国民の健康寿命の延伸」を目的として、企業の取り組みが期待されている。本記事では、ボディスタイルプロデューサー・社員自走型健康経営アドバイザーである田中素美氏が、中小企業が「健康経営」に取り組むべき理由を解説する。

なぜ「社員⾃⾛型」が投資につながるのか?

◆あなたの体は資産になっていますか? 運⽤できていますか?

私たちは生まれたときに、体という資産を預かります。この資産の特徴は、買うことはもちろん買い換えることもできないということです。

体という資産を上⼿に運⽤できると、当然利益が生まれます。運⽤とはまさに「守り育て残す」ことです。その最⼤の運⽤益が「健康」なのです。あなたの能力を120%発揮することができ、⼼の健康も追随していきます。

そして、その複利(オマケ)が「美しさ」「格好よさ」「若さ」なのです。とりわけ、仕事においての複利は、脳の活性化による「生産性UP」です。企業にとって、社員の欠勤や体調不良による生産性損失もなくなり、健康で元気な社員の集団になることで社内の雰囲気も明るくポジティブになります。だからこそ、収益が上がるのです。

◆選定や認定で良し悪しは判断しきれないという事実

2014年から経済産業省と東京証券取引所が、上場企業のなかから健康経営を戦略的に推進している企業を「健康経営銘柄」として選定し、株式市場等で評価される仕組みを作っています。投資家に対して、魅力ある企業ですよというアピールです。しかし⼤事なのは、実際何が⾏われているかではないでしょうか(関連記事 『企業の投資対象として「社員の健康」が注目されるワケ』 参照)。

健康経営銘柄の企業が⾏っている健康経営の中⾝を⾒てみると、専⾨家の知識を取り⼊れたバラエティ豊かな内容になっていることは確認できます。ただとても残念なことは、「⿂を与える」だけの状態になってしまっている点です。

◆「⿂を与える」だけではなく「⿂の釣り⽅」を伝える!

「⿂を与える」健康経営の代表的なものに、健康診断があります。体の現状を知る上で⼤切な⽅法ではありますが、では健康になるにはどうしたらいいのか、悪い点は出なかったが毎⽇の生活は何をしたらいいのか、この点が欠けています。

他に、運動をしたり⾷事を変えたりしたことをポイント制にして、達成させようという取り組みが流⾏っています。ゲーム性があり⾏動につながるので⼀⾒いいのですが、それが本⼈の習慣にまで落とし込まれるかというと、疑問が残ります。

そういう企業で働いている友⼈に聞いてみると、「チームのためにやらなければという感じで、なぜそれをしているのか実際理解できていないから継続が難しい」と⾔っていました。

メンタルケアへの取り組みも重要です。しかし、これにより意識が⾼まり、本当のポジティブになるには「体が健康である」という条件が必須なのです。つまり、体の健康を優先させる必要があります。

上記に加えるべき「⿂の釣り⽅を伝える」健康経営は、理解納得を加えることで⾏動を促し、⾃分で⾃分の体をマネージメントできるようにする取り組み⽅です。⽅法論ばかり知っていても、⼤⼈は納得しないことはやりません。やったとしても⾃発的ではありません。

では、どうしたら⾃発的に⾏い「⾃⾛」していくのでしょうか。その鍵は、体のシステムを知ることです。そこで腑に落ちたことは、「なるほど! だったら苦⼿だけどやってみようかな」となるのです。

体と生活習慣の改善には、体のシステムの関係で約1年かかります。「⾃⾛」して「⾝に付ける」には連続と継続が必要です。1歩が2歩になり、3歩になっていきます。「腑に落ちる」があれば、それは可能なのです。

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最終更新:9/16(月) 8:00
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