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16歳の愛犬が旅立った日…病と闘い続けてくれてありがとう

9/16(月) 15:47配信

女子SPA!

家族に見守られて迎えた最期

 正月明けの動物病院には患者が詰めかけていましたが、優先的に診察をしてもらうことができました。獣医師が車に乗り込み、聴診器を当て、心臓や呼吸を確認すると……。

「もう……心臓も止まっていますし、息もしていません。おそらく家を出るときには亡くなっていたと思います。残念ですけど今からできることはちょっと無いかな、と思います」(獣医師)

 長年の主治医である院長も来て、もう一度確認してくれましたが、やはり同じ意見でした。院長はケフィの肝臓のしこりを触り、こう言いました。

「この大きさの癌があって、ここまで生きたんだからケフィはうんとがんばった。もし今日、もっと早く病院に来ていても結果は同じだったでしょう。あっと言う間で苦しまなかったし、お家で家族に見守られて、いちばん楽で幸せな最期でした」

最後のブラッシング

 ケフィを家に連れ帰った後、ブラッシングをし、体中をきれいに拭きました。いったい何千回、何万回、こうしてブラッシングをしたかわかりません。でも、これが最後のブラッシングです。

 以前はふさふさだった黄金色の被毛は、抗ガン剤の影響もあってここ1年ほどですっかり薄くなってしまいました。リンパ腫のせいであちこちにハゲはできたし、老犬性のおできもたくさんできました。パンパースグラスのように立派だったしっぽの毛も抜け落ち、芯が透けて見えるほどみすぼらしくなりました。

 どれもこれもケフィができるかぎりの力を振り絞って、それだけ長い間、私のそばにいてくれた証拠です。

「こんな体になるまで、ずっーとがんばってくれて、ありがとう。ケフィ」

相棒猫・でんすけを見送った霊園へ

 1月6日の午後、1年ちょっと前にケフィと一緒に相棒猫・でんすけを見送った霊園で、ケフィは荼毘(だび)に付されました。

 顔の周りにはたくさんのお花を飾りました。お腹を空かせることがないように大好きなおやつやドッグフードを持たせ、寂しくないようにお気に入りのぬいぐるみも入れました。ひとりでも退屈しないよう、ひとり遊びに使っていた「キュッキュッ」と鳴るおもちゃも入れたし、テニスボールも入れました。一緒にテニスコートを走り回ったときを思い出してもらえるように……。

 虹の橋までの道中、雨が降っても大丈夫なようにレインコートと寒さよけのブランケットをかけ、いちばん上にケフィが好きだった宮古島のビーチの写真を乗せました。海で「持ってこい」をしたときのボールと一緒に。

 公園で使っていたボールと一番のお気に入りのぬいぐるみは、どうするかさんざん迷いましたが、形見として置いて逝ってもらうことにしました。残された者がケフィを偲ぶために。

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最終更新:9/16(月) 15:47
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