ここから本文です

老後の不安は「田舎暮らし」で解決 国民年金だけで生活できる!?

9/16(月) 15:52配信

週刊SPA!

 話題になった「老後資金2000万円問題」。遠い先の話と思わず、今から対策を講じないと、老後を乗り切れないことだけは確か。ならば、どのようなアプローチがあるのか。

最後の手段は移住。田舎なら国民年金だけで生活可能!

 老後を考えた場合、物価の高い都市部での生活に不安を覚える人は多いだろう。

「私が提案したいのは、地方への移住。月々の出費を大幅に圧縮できる可能性があります」

 そう話すのは、自身も’06年に大阪から山口県の周防大島に家族で移住した経験を持つ移住アドバイザーの泉谷勝敏氏。例えば、田舎暮らしであれば、各項目の支出を全体的に抑えることができるという。

「シニア層夫婦の支出モデルケースですが、都市部だと住居費ゼロの持ち家でも月17万9000円が必要です。これが田舎なら3万円で広い庭付きの一軒家を借りることができ、住居費込みでも月14万5000円となります」

 ちなみに田舎だと中古物件であれば500万円もあれば一軒家が購入できる。その場合だと支出は月11万5000円となり、夫婦の国民年金だけでも生活が可能だ。

「食材が安く買えることに加え、移住後に農業を始める方も多く、外食も減りますから、田舎暮らしは食費も抑えることができる」

 交際費も都市部は月2万4000円なのに対し、田舎なら1万円もあれば足りるとか。

「田舎では誰かの家に集まることが多く、都市部ほどお金を使うことがありません。私は移住を機に釣りを始めるようになりましたが、釣れた魚を持ち帰れば食費も浮きます(笑)」

 大事なのは移住先選び。最近は移住者受け入れに積極的な自治体が多く、東京でも移住フェアが定期的に開催されている。

「移住者が多い地域は、地元の方もよそから来た人に寛容です。そうした地域はNPOなどが受け入れや移住後の生活をサポートしている場合が多く、移住に対するハードルが比較的低い。移住して何をやりたいのか明確なビジョンを持つことも大事。入念に下見や体験移住をして、イメージを高めましょう」

 年金だけで暮らしていけるのは大きな魅力。老後の生活の選択肢のひとつとして考えてみる価値はあるかも。

【泉谷勝敏氏】移住アドバイザー
ファイナンシャルプランナー。移住経験を生かし、総務省地域力創造アドバイザー、周防大島町定住促進協議会のふるさとライフプロデューサーとしても活動

<取材・文/仲田舞衣 アケミン 奥窪優木 高島昌俊 櫻井一樹 根本直樹 撮影/ヤナガワゴーッ 高橋宏幸 Wataru Nishida(WATAROCK) イラスト/bambeam 図版/ミューズグラフィック>

―[老後資金の稼ぎ方]―

日刊SPA!

最終更新:9/16(月) 15:52
週刊SPA!

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事