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マッキントッシュの〈ヒルハウス〉を守る、巨大なさや堂が完成!|山下めぐみのロンドン通信

9/17(火) 18:55配信

Casa BRUTUS.com

スコットランドを代表する建築家、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(1868-1928)。崩壊寸前だった彼の名建築〈ヒルハウス〉を保護する〈ヒルハウス・ボックス〉がついに完成。いろんな角度から観察できるようになった。

スコットランドのグラスゴーから小一時間、小高い瀟洒な住宅地に立つ〈ヒルハウス〉は、チャールズ・レニー・マッキントッシュの代表作。この名建築の修復に向け、それをすっぽり覆って保護するさや堂〈ヒルハウス・ボックス〉が話題になっている。デザインしたのは注目の建築ユニット、カーモディ・グローク。ロンドンのスタジオで、アンディー・グロークに話を聞いた。

Q:マッキントッシュとの出会いからお聞かせください。

A:12歳のとき、父に連れられて〈グラスゴー美術大学〉を訪問したのが最初の出会いです。写真などで見るのとはまったく異なる圧倒的な空間体験は、将来建築家になることを決心するきっかけになりました。その〈グラスゴー美術大学〉が焼失したことで、〈ヒルハウス〉はどうしても守りたいという思いがありました。

Q:私邸として建てられた〈ヒルハウス〉ですが、1982 年から歴史的建造物やランドスケープを維持管理するナショナル・トラストによって、一般公開されてきました。

A:〈ヒルハウス〉は出版社を経営していたウォルター・ブラッキーがマッキントッシュに依頼し、1901ー1904年に建てられたものです。当時、このあたりの屋敷といえば、赤い石造りの伝統的なものです。一方、こちらはスコットランドの城を思わせるタワーもあれば、アールヌーボーや南ヨーロッパの影響もあり、さまざまなスタイルを取り込み、非対称的なフォルムの全くユニークなデザインになっています。そして最大の特徴は、外観を白いセメントの漆喰で覆っていること。インテリアも伝統的な家の作りとは全く異なり、日本の影響も感じさせる間取りが独特です。全体にダークウッドを基調にしながら、妻のマーガレット・マクドナルドが手がけた女性的な白いインテリアの部屋もあり、家族構成や用途に合わせて、丁寧にデザインされています。ガーデンも含めてトータルでデザインされていることも特徴です。

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最終更新:9/17(火) 18:55
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