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中国、なぜ「異形の大国」? 成長しても民主化進まず

9/17(火) 8:10配信

NIKKEI STYLE

――民主化の可能性はないのでしょうか?

旧ソ連のゴルバチョフ元書記長や台湾の李登輝元総統のように、政権内部から改革者が現れて民主化した国があります。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は1953年生まれ。共産党総書記の任期は2022年までです。もしかすると将来は、党内部から改革の機運が生まれるかもしれません。

■ちょっとウンチク 政治が描き変える建国の瞬間

1949年10月1日、北京の天安門の上で毛沢東は中華人民共和国の成立を宣言した。この歴史的瞬間を描いた董希文の「開国大典」は、数奇な運命をたどった油絵だ。

当局の依頼で董が絵を描き上げたのは50年代前半。その後、50年代半ば、60年代、70年代と、3回も描き直しを求められた。3度目は董が病気で弟子が作製。董の没後、4回目の「修正」が必要とされ、新たな複製が作られた。

度重なる「修正」の原因は政治変動だ。失脚した要人やときの権力者に恨まれた故人が画面から消えた。歴史に対する共産党政権の姿勢がわかる「名画」といえる。

(編集委員 飯野克彦)

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最終更新:9/17(火) 9:51
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