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専門家に聞いた、「遺伝子検査」のすべて

9/17(火) 22:03配信

ウィメンズヘルス

最近ではサービスを提供する企業が増え、身近なものになりつつある遺伝子検査。しかし、東京女子医科大学 臨床ゲノムセンターの齋藤加代子先生は「遺伝子に関係する病気にかかっていない方が遺伝カウンセリングのない遺伝子検査を健康診断のような気持ちで受けるのはおすすめできません」と話す。そこで、今回は正しい遺伝子検査との関わり方について、齋藤先生に伺った。

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私たちは誤解している? 遺伝子検査とは

遺伝子検査というと、検査キットに頬粘膜や唾液を採取し、送付すると数週間後に分析結果を確認できるというサービスをイメージする人が多いのでは?

「これは、DTC(Direct To Customer)遺伝子検査サービスと言います。数万円程度で医療機関を通さず手軽に体質や能力, 将来起こりうる疾患を調べることができると話題になっていますが、現状ではおすすめできません。DTC遺伝子検査サービスを、内容がわからないまま受けることにはリスクがあります。一方で、病院で専門の医師を通して行うがんや病原体の遺伝子検査は、遺伝子関連検査といいます。この2つの遺伝子検査を同じものと考えてしまっている人も多いようです」と齋藤先生。

遺伝子検査を検討している人は、まず「遺伝子関連検査」と「DTC遺伝子検査サービス」の違いを理解することが大切。

「遺伝子関連検査」と「DTC遺伝子検査サービス」の違いは?

DTC遺伝子検査サービス:体質や能力, 将来起こしうる疾患を、医療機関を通さず調べるサービス、会社によって結果がバラバラです。

遺伝子関連検査:医療機関を通して、がんや病原体の遺伝子を調べる検査、遺伝子診療科などで遺伝カウンセリングをして説明がなされ、医療として行われます。

今回は、遺伝子関連検査についてご紹介。

アンジェリーナ・ジョリーが受けたのは、医療機関で行う遺伝子関連検査。

彼女はその結果から、乳房を切除したことでも話題になった。「アンジェリーナが検査結果を堂々と公開できたのは、アメリカで遺伝カウンセリングのしくみが整っていたからです。遺伝に関わる事柄を患者さんや家族にわかりやすく、正しく伝えることが大切なので、遺伝子関連検査を受ける際には、臨床遺伝専門医などの専門家から遺伝カウンセリングを受けることが必要です」と齋藤先生は注意を促す。

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最終更新:9/17(火) 22:03
ウィメンズヘルス

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