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養育費不払い、賭け麻雀……元近鉄・石井浩郎氏のあきれた議員生活

9/17(火) 5:30配信

文春オンライン

 JPアセット証券(本社・東京都中央区)から利益提供を受けていた石井浩郎・自民党参院議員(55)。この取引について、証券取引等監視委員会は金融商品取引法違反(特別の利益提供)の疑いで、同社を行政処分をするよう金融庁に勧告した。

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「デリバティブ取引には、担保となる証拠金が必要ですが、一定の倍率の大きさの額まで売買することができます。ただ、通常、損失が拡大して証拠金の額を超えてしまったら、追加分を納めるか、取引の清算と損失の穴埋めをしなければなりません。ところが、石井氏の場合、昨年12月には約6200万円もの証拠金不足に陥ったにもかかわらず、証券会社が便宜を図り、取引を継続していたのです」(経済部記者)

 石井氏は1990年近鉄に入団、巨人で4番打者を務め、ロッテなどを経て2002年に現役引退。10年の参院選で故郷の秋田から初当選、現在二期目だ。

「JP社の志村仁社長は石井氏の古い友人で、石井氏のパーティ券をたびたび購入していました。多少無理のきく間柄だったのでしょう」(自民党関係者)

 なぜ巨額取引をしたのか。「石井氏はもつ鍋店を経営するなどビジネスに積極的。電話で専門用語を使って金融取引を指示する姿をよく見た。プロ野球時代の感覚が抜けず、高級車を乗り回し、息子を“御三家”と呼ばれる名門幼稚園に入れています」(古くからの知人)

養育費不払いと麻雀による“負債”

 石井氏は歌手・岡村孝子と結婚・離婚し、現在の妻は3人目だが、それぞれに子供をもうけている。

「再々婚後の14年頃、前妻から養育費の不払いを指摘され、さらにその親族が自民党本部に『(石井氏と)連絡が取れないからどうにかしてほしい』と電話して来るなど、騒動になったことがあります」(別の関係者)

 麻雀による“負債”も抱えていたという。

「無類の麻雀好きで毎日のように夕方になると西麻布や赤坂の雀荘に出かけ、朝の部会後に行くことも。同僚議員を誘うこともあります。賭けた金額は相当なものでしょうが、ある麻雀仲間が『負けても払ってくれない』と嘆いていた」(同前)

 石井氏に養育費の不払いや賭け麻雀について質問状を送ったが、それには答えず「法令に従い適正に処理している」、「(JP社の件は)現在すべて清算している」との回答があった。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「今回の行為は言語道断」と語る。

「石井氏が証券会社に対し証拠金の損失補償を頼んでいたら、金商法違反(損失補填の禁止)や特別背任罪の共犯に問われます。特捜が内偵捜査する価値はあります」

 勝負事もほどほどに。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年9月19日号

最終更新:9/17(火) 9:15
文春オンライン

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