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自分の遺影はありますか? 死を迎える前にしておきたい全準備

9/17(火) 13:01配信

現代ビジネス

 「立つ鳥跡を濁さず」と言うのは簡単だが、やるのは難しい。それでも、いざ死の準備を始めれば、お世話になった人や思い出が次々蘇ってくる。なにより自分のために、夏の終りに、一歩踏み出そう。

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いまから準備するもの一覧

 「あなたは、自分の遺影を用意していますか?」

 こう訊かれれば、思わず考えこんでしまう人も多いのではないだろうか。何枚かの写真が頭に浮かぶものの、どれも決め手に欠く。そもそも、自分を写した写真がどれだけあるのかわからない人もいるかもしれない。

 しかし、人生の最期を締めくくる葬儀で、仏頂面で写った昔の証明写真を引き伸ばした遺影しかなければ、どんなに立派な人生を送ったとしても、参列者たちは残念に思うことだろう。

 自分がいざ棺に入ったときに、家族や友人たちに「いい人生だったね」と見送ってもらうためには、生前にやっておかねばならない、それ相応の準備がある。

 まず、遺影はどう用意をすればいいのか。

 「慌てて写真館で遺影を撮る必要はありません。スナップ写真の10円玉くらいの大きさの顔でも大丈夫なので、自分が人生で一番輝いていたときのお気に入りの写真を見つけておきましょう」(葬祭関連事業を行うFUNE代表取締役・三浦直樹氏)

 遺影の保管場所にも注意したい。自分の書斎などわかりにくい場所にしまい込むのではなく、たとえばテレビの横のような、家族にもわかりやすい場所にファイルに入れて置いておく。

 ここまで準備をしておけば、自分の納得した写真が葬儀では飾られ、あなたのいい思い出とともに見送ってもらえることだろう。

 香典返しの品や葬儀で流す曲についても、自分の気に入ったものを指定しておけば、より自分らしい式にできる。

 葬儀に呼ぶ人、呼ばない人一覧を作っておくことも重要な準備だ。この一覧があれば、家族は当然助かるが、それだけではない。

 自分が葬式に来てほしい人を思い浮かべることで、人生を振り返ることができるのだ。

 葬儀に呼ぶ人一覧を作るにはまず、「ありがとう」を言いたい人を書きだしてみるといい。お世話になったが今は疎遠な人や、昔住んでいた土地で面倒を見てくれた人など、自分の人生に関わって来た人を振り返り、改めて連絡をとってみる。

 一覧には必ず連絡先を添え、「AさんとBさんは仲が悪いから鉢合わせしないように」などと細やかな指示があると、より感謝されるはずだ。

 誰が葬儀に来るかがわかれば、葬儀の規模も決めることができる。家族だけで行うこぢんまりとした葬儀なのか、会社で付き合いのあった人も参加する比較的大きなものなのか、規模がすぐにわかれば、死後、家族も会場選びや香典返しの準備などを進めやすくなる。

 自分の葬儀費用を自分で用意しておくのも、マナーだ。葬儀互助会に加入して、葬儀費用を積み立てておくという手もある。

 だが、もしそれを家族が知らないと、互助会に加盟していない葬儀社に頼んでしまって、積立金も戻ってこないという悲劇がおきる。口頭で伝えておくのはもちろん、喪主を務める家族に、会員証を託してしまってもいいだろう。

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最終更新:9/17(火) 13:01
現代ビジネス

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