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美智子さま退院 術後も上皇さまを支える献身〈週刊朝日〉

9/20(金) 8:00配信

AERA dot.

 乳がんの摘出手術を終えた上皇后美智子さまは、9月10日午後、東大病院を退院した。先導者の腕に身体をすこし預けるようにして、ゆっくりとした足取りで病院の玄関を出た。

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 8日の手術は、乳房を温存する方式で行われ、手術2日後の退院となった。左胸のがん組織と周辺の5センチ程度を摘出。これから1、2週間かけて病理検査を行い、治療方針を決める。

 乳がん診療を専門とする品川ブレストクリニックの嶋本裕院長は、一般的な治療の進め方をこう話す。

「乳房温存術は乳房内の再発を防ぐために、1カ月ほど通院するなどして、放射線治療を併用します。副作用も皮膚炎など軽度なことが多い。ただし、ご高齢の方や術後のホルモン療法が効果的であると判断されるなど再発リクスが低い場合、行わないこともあります。主治医の判断をふまえて、最終的には患者さんが決定することになります」

 美智子さまは手術の翌9日には、食事をとり廊下を歩いている。さらに、11日には、秋篠宮妃紀子さまの53歳の誕生日を祝う夕食会のため、上皇さまと赤坂御用地にある赤坂東邸を訪れるなど、積極的に身体を動かしている。

「普通は、手術の翌日にはベッドから起き上がれますし、散歩も問題ありません。逆に少しずつでもすぐにリハビリを始めないと、筋肉や関節が硬くなり身体を動かしにくくなります。順調にいけば2、3カ月先には、テニスをなさるのも可能だと思います」(嶋本院長)

 美智子さまが手術を受ける2週間ほど前。おふたりは、出会いの場となった軽井沢のテニスコートも訪れている。案内役をつとめた「軽井沢会」の諸戸清郎さんによれば、おふたりは、上皇さまの学生時代からの軽井沢仲間や、美智子さまの大学時代の同窓生ら、旧交のある仲間がプレーする様子をご覧になっていたという。

 5月以降、美智子さまは体重が激減し、心臓の不整脈が見つかるなど体力低下が心配される状態だったが、

「美智子さまは、上皇さまの腕を支えて、かばうように歩いておられました」(諸戸さん)

 上皇さまは、いまは卓球を楽しんでいるという。数カ月先には、卓球を楽しむおふたりの話が聞こえてくるかもしれない。(本誌・永井貴子)

※週刊朝日  2019年9月27日号

最終更新:9/20(金) 10:25
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