ここから本文です

健康オイル、何を選ぶ?|体に良い油の選び方

9/18(水) 6:06配信

サライ.jp

文/中村康宏


油は悪いものだと信じられていた時代もありましたが、良質な油や脂肪の摂取が健康的な食生活に欠かせないことは今や常識になりました。オメガ3系脂肪酸、ココナッツオイルや中鎖脂肪酸(MCTオイル)など、様々な“体に良い”油が注目を集めています。スーパーマーケットや専門店では、多種多様な食用油が取り扱われるようになりました。しかし、たくさん種類があって何を選べばいいか迷ってしまう、という方もいらっしゃると思います。そんな方への手助けとなるように「健康オイル、何を選ぶ?」という問いに答えます。

■「健康オイル」という名に騙されない! まずは「多価不飽和脂肪酸」を!

皆さんは“健康的な油”と聞くと、何を思い付きますか? オリーブオイル、ココナッツオイル、MCTオイル、ごま油、などは健康オイルとして有名ですよね。まず、どのオイルを食卓に取り入れるべきでしょうか? 答えはズバリ「多価不飽和脂肪酸」です。健康オイル摂取ポイントは、量を増やしていいのは「多価不飽和脂肪酸」、量は増やさないけれど種類を替えるべきなのは「その他の脂肪(オイル)」なのです。

脂肪は、不飽和脂肪酸と「飽和脂肪酸(S)」に分類され、不飽和脂肪酸はさらに「一価飽和脂肪酸(M)」と「多価不飽和脂肪酸(P)」に分類されます。これらは、S:M:P=3:4:3の割合で摂取することが望ましいとされています。しかし、一般的にS:M:P=3:4:2で摂取されることが多く、普通に生活していると多価不飽和脂肪酸の摂取が足りていないのです。つまり、まず最初に摂取すべきなのは“多価不飽和脂肪酸”なのです。「飽和脂肪酸」であってもココナッツオイルやMTCオイルのように健康オイルと呼ばれるものはたくさんありますが、これらの量を増やすだけだと太りやすいため注意が必要です!!

■多価不飽和脂肪酸の中でも「オメガ3」に注目!

多価不飽和脂肪酸は体内でつくることができません。よく耳にする「オメガ3系脂肪酸」や「オメガ6系脂肪酸」は多価不飽和脂肪酸であり、体内では合成できない「必須脂肪酸」なので食品から摂取する必要があります。とは言っても、オメガ6系脂肪酸は肉や多くの植物油に含まれているので、普通の食生活を送っていれば不足することはほとんどありません。しかし、オメガ3系脂肪酸は現代の食生活では不足しがちであり、意識して摂取する必要があります。オメガ3系脂肪酸には、α-リノレン酸やEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などが含まれますが、これらの脂肪酸には血管の柔軟性を保ち、動脈硬化を予防する効果があります。動脈硬化が抑えられると、脳卒中や心臓疾患のリスクも下がります。その他にも、EPAには血中の悪玉コレステロールを減らす作用、DHAには脳に働きかけ記憶力や集中力をアップさせる効果など、様々な健康に良い効果が期待されており、積極的に摂取したい油です。

1/4ページ

最終更新:9/18(水) 6:06
サライ.jp

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事