ここから本文です

山岳遭難の現場、槍ヶ岳・北鎌尾根への無謀な挑戦は控えること

9/18(水) 7:50配信

YAMAKEI ONLINE(ヤマケイオンライン)

長野県では県内で起きた山岳遭難事例について「島崎三歩の山岳通信」として情報発信している。第162号では、8月第5週/8月26日~30日に起きた8件(うち1件は死亡事故)の山岳遭難事例について説明。技量不足の登山者がバリエーションルートに入ることについて言及し、無謀な挑戦について警笛を鳴らしている。

高みや困難を目指すことは登山の醍醐味の一つだが、着実なステップアップを

・8月25日、北アルプス白馬乗鞍岳で、家族と2人で入山した62歳の男性が、白馬乗鞍岳に向けて登山中にバランスを崩して転倒、負傷する山岳遭難が発生。男性は翌26日に、大町署山岳遭難救助隊、長野県山岳遭難防止対策協会夏山常駐隊により救助された。

・8月26日、北アルプス槍ヶ岳で、仲間と2人で入山した53歳の男性が、小槍に向けて登山中に転倒、負傷する山岳遭難が発生。男性は県警ヘリで救助された。

・8月25日、八ヶ岳連峰赤岳で、66歳の女性が滞在中の山小屋付近で転倒、負傷する山岳遭難が発生。翌26日に茅野署山岳遭難救助隊、諏訪地区山岳遭難防止対策協会救助隊が救助に向かい、女性は27日に県警ヘリで救助された。

・8月26日、北アルプス槍ヶ岳北鎌尾根で、単独で入山した68歳の男性が、北鎌尾根を目指して登山中に道に迷い、行動不能となる山岳遭難が発生。男性は県警ヘリで救助された。

・8月27日、北アルプス前穂高岳で、ツアー登山9名で入山した69歳の男性が、岳沢に向けて登山中に滑落し、負傷する山岳遭難が発生。男性は県警ヘリで救助された。

・8月28日、北アルプス徳本峠で、8月25日から単独で入山している79歳の男性が、徳本峠方面に登山に向かったま行方不明となっていることを確認。28日時点で連絡が取れず、松本署員が捜索している。

・8月29日、北アルプス大天井岳で、仲間と2人で入山した74歳の女性が、疲労等からの体調不良により行動不能となる山岳遭難が発生。女性は北アルプス南部地区遭対協救助隊により救助された。

・8月30日、北アルプス奥又白谷で、仲間と5人で入山した71歳の男性が、奥又白谷において増水した沢を通過中に流され、行方不明となる山岳遭難が発生。翌31日に県警山岳遭難救助隊が男性を発見したものの、死亡が確認された。

1/2ページ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事