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まるで2CVのような乗り味! シトロエン C3 エアクロス SUV試乗記

9/18(水) 20:41配信

GQ JAPAN

シトロエンのコンパクトSUV「C3 エアクロス SUV」に今尾直樹が試乗した。驚きの乗り心地とは?

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SUVルックのC3は前輪駆動!

う~む、こりゃあ2CVだぁ。東京・碑文谷のプジョー目黒で「C3 エアクロス SUV」を借り出し、目黒通りを走り出した途端、そう思った。「2CV」はシトロエニストにとって、声に出すだけでありがたい、念仏みたいなことばだ。単にクルマの名前ではない、「DS」と並ぶ信仰の対象である。

さる2019年7月に国内販売開始された、このサブコンパクトSUVは、2016年登場の現行「C3」の派生モデルとして、その1年後の2017年、パリで発表された。位置付けは「C3 ピカソ」(日本未導入)の後継だけれど、ご存じピカソ一族がミニバンなのに対して、本邦には5月に上陸した「C5 エアクロス SUV」に続く、シトロエンSUV第2弾となる。

ボディ・サイズは全長4m弱のC3に対して、全長4160mm×全幅1765mm×全高1630mmとひとまわり大きい。2606mmのホイールベースはC3と較べると70mm、全長は165mm伸びて、135mm高くなっている。

ちなみに、C5 エアクロス SUVはホイールベース2730mmで、3サイズは4500×1850×1710mm。ごく簡単に申しあげると、ちょっと大きい。

SUVといっても、駆動方式が前輪駆動のみで4WDの設定がないのは、C3ともC5 エアクロス SUVとも共通する。最低地上高はC3とおなじ160mm。

160mm!? そう、エアクロスではないC3の最低地上高それ自体、フツウのハッチバック、たとえばおなじグループPSAのプジョー「208」とくらべて20mmも高い。現行C3がそもそもSUVルックで、そのSUVルックをさらに濃くしたのがC3 エアクロス SUVである。

なかでも、試乗車の「SHINEパッケージ」は最強SUVルックで、1サイズ上の17インチ、しかもマッド&スノーのオール・シーズン・タイヤを採用。目玉装備として、ノーマル、スノー、マッド、サンドなど、路面に合わせてトラクションを最適化する「グリップコントロール」なる電子制御システムと、くだり坂で有効な「ヒル・ディセント・コントロール」を搭載する。

前輪駆動で、これらがどれほどの役に立つのか? と問うてはいけない。4WDだって行けないところは行けないし、前輪駆動だって行けるところは行ける。あえて前輪駆動のまま、その可能性を広げようとしたところにシトロエンの面目躍如がある。

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最終更新:9/18(水) 20:41
GQ JAPAN

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