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「電動歯ブラシ」と「手用歯ブラシ」、結局どちらを使うべき? 購入時のポイントは?

9/18(水) 6:10配信

オトナンサー

 いつまでも、自分の歯でおいしく楽しく食べるために、歯の健康は欠かせません。そのために重要なのが、日々の歯磨きですが近年、さまざまな種類の製品が販売されている「電動歯ブラシ」と従来の「手用歯ブラシ」の2種類があり、どちらを使うべきか迷う人も少なくないようです。

 ネット上でも「やっぱり電動の方が優れているのかな」「手用歯ブラシの方が隅々まで磨けるイメージ」などの声がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。吉祥寺まさむねデンタルクリニック理事で歯科医師の園田茉莉子さんに聞きました。

前提としての「ブラッシングの方法」

Q.まず、電動歯ブラシのメリット/デメリットを教えてください。

園田さん「メリットはヘッドが自動で動いてくれるため、歯ブラシの種類によっては手を動かすことやテクニックをあまり必要とせず、使用が簡単であること、それに伴い、短時間でのブラッシングが可能であることなどが挙げられます。デメリットとしては価格が高いこと、電力が必要であること、重いこと、毛先の形や種類が少ないこと、種類によって動きや性質が変わるため、効果が異なることなどです」

Q.一方で、手用歯ブラシのメリット/デメリットとは。

園田さん「歯ブラシの一本一本が安く、持ち手や毛先の形にさまざまな種類があるため、自分に合ったものを選びやすいのはメリットです。ただ、歯ブラシの動かし方などのテクニックが必要で、磨き方によって効果に差が出やすいこと、しっかり磨こうと思うと時間がかかりやすいことがデメリットとして挙げられます」

Q.歯科医師からみて、電動歯ブラシと手用歯ブラシのどちらを推奨しますか。

園田さん「そもそも、歯磨きの目的は『口の中に残る汚れを落とすこと』で、特に歯垢(しこう)を落とすことです。歯垢は、歯ブラシを細かく振動させて動かすことで効率よく落とすことができますが、この細かい振動を歯ブラシに与えるには、手よりも機械の方が一定でより細かい運動が可能となります。

しかし、電動歯ブラシを使いこなすには、そもそも手用での手の動かし方を身に付けている必要があり、歯ブラシを当てる向きなども手用でのテクニックが前提となります。つまり、手用歯ブラシでうまくブラッシングができないまま電動歯ブラシを使用しても、その効果を最大限に発揮できない可能性が高いということです。

そこで、まず考えなくてはならないのは『ブラッシングの方法』であり、それが身に付いていれば、歯磨きの効率化や時短を考えると電動歯ブラシが推奨できると思います」

Q.電動と手用の向き/不向きをセルフチェックする方法はありますか。

園田さん「電動、手用ともに、歯磨き後に歯を舌で触ってツルツルになっているか確認してください。ヌメヌメと感じるようであれば、うまく磨けていないと考えられます。歯並びが気になる人の場合は、歯が重なっているところは歯ブラシの当て方を工夫しなくてはならないため、手用の方が使いやすい場合があります。体の不自由な人などで、手を細かく動かすことが難しい場合は、電動歯ブラシの振動が効果を発揮し、手用歯ブラシよりも歯垢を除去できる可能性が高いと考えます」

Q.両方を併用している人もいるようですが、手用と電動の上手な使い分け方はありますか。

園田さん「ブラッシング方法が身に付いている場合、ブラッシングに時間が取れるかどうかや、外出先への持ち運びや電源の有無などで使い分けるとよいでしょう」

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最終更新:9/18(水) 6:10
オトナンサー

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