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日本人が知らない「インド」強烈な不条理と魅力

9/18(水) 15:00配信

東洋経済オンライン

13億人、10年以内に中国を抜いて人口世界一。GDPも10年以内に日本を追い越すと予想されるインド。その巨大市場に企業が熱視線を送っている。社会、経済、市民生活、さまざまなデータを挙げつつ、著者が触れてきた“ありのままのインド”を描く。『新インド入門 生活と統計からのアプローチ』を書いた国際交流基金職員の田中洋二郎氏に聞いた。

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■物乞いの数やアグレッシブさも激しい

 ──依然として、訳のわからない、混沌の国という印象なんですが。

 強烈なイメージを放つ国ですからね。貧困レベルも、物乞いの数やアグレッシブさも激しい。一方で、数字のゼロを発見した国であり、アメリカのシリコンバレーの基盤を支えるIT人材供給国でもある。

 ──え、物乞いがアグレッシブ? 

 オート三輪に乗っていたとき、道端から物乞いが飛び掛かってきて、持ってたペットボトルを奪われた。それが空だったから、ふざけんなっ、と力いっぱい投げつけられて。堂々と物乞いしてくるし、成果がないと堂々と怒ってくるし。

 ──ところで今回、統計を用いたアプローチを試みたのは? 

 一度インドにまつわるイメージを壊してもらいたかった。道端の貧困だけ思い浮かべていると、今の経済大国インドが見えなくなる。数字は私の意見でも誰かの意見でもなく、事実を物語りますから。

 ──インドが大国なのは頭では理解しているんですが、いかんせん感覚との間にギャップが……。

 矛盾するイメージを大量に放ち続けてる国なんです。経済発展著しいのに何で道が汚いままなんだ、何で農民は貧しいままなんだ、と当惑するかもしれない。でも人口13億に270の言語を抱える国の舵取りは難しいのが現実。中国のような1党独裁じゃないから、上海からはスラムが消えても、インドの都市からは絶対なくならない。

 ──田中さんご自身、意外だったデータはありましたか? 

 飲酒経験のない人が9億人というデータ。へえそんなにいるんだ、と。イスラム教徒が2億人いて、人口の8割を占めるヒンドゥー教徒も禁欲の傾向が強いんだけど、飲む人はすごい飲むんです。個人の自由というか、個人の選択がそのまま尊重されている感じで。

 あとボリウッド。ハリウッドの3倍映画製作して、観客数もアメリカの2倍。世界一の映画大国です。

■実は牛肉輸出量は世界一

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最終更新:9/18(水) 15:00
東洋経済オンライン

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