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熊本電鉄、「くまモン電車」の効果は絶大だった

9/18(水) 5:40配信

東洋経済オンライン

 熊本と聞いて何を思い浮かべるか。そう問われれば多くの人がまず挙げるであろうものはやはりあの「くまモン」か。それに次いで現在熊本地震からの復旧工事が続けられている熊本城といったあたりが、一般的なところだ。が、ここではあくまでも主役は“鉄道“。熊本の鉄道と言って思い浮かぶのは、何はなくとも熊本電鉄である。

【写真】熊本電鉄で「くまモン」のラッピング電車が外国人観光客に人気だ

 熊本電鉄といえば、“青ガエル”の愛称で知られた旧東急5000系や旧南海22000系などかつて都市部で見かけた懐かしの車両が活躍していたことでおなじみだ。

■熊本電鉄ってどんな路線? 

 現在は元都営三田線6000形・元東京メトロ銀座線01系(熊本電鉄では01形)・日比谷線03系(熊本電鉄では03形)が走る。こうした点はメディアでもよく取り上げられるから知っている人は多いだろう。だが、一方で熊本電鉄の路線がどんなところを走り、どのような人たちが利用しているのか、それを知る人は意外と少ないのではないか。

 熊本電鉄の鉄道路線は2路線。正式ないわゆる“線路名称”では、上熊本―御代志(みよし)間の菊池線と北熊本―藤崎宮前間の藤崎線があり、両路線は北熊本駅で接続している。

 だが実際の運行形態を見ると、藤崎宮前―御代志間が事実上の“本線”として直通運転を行い、上熊本―北熊本間は折り返し運転のみの“支線”。熊本の玄関口・JR熊本駅からは鹿児島本線と接続する上熊本駅が便利だが、ここはあえて熊本の中心市街地に近い藤崎宮前駅から乗ってみた。

 熊本駅から藤崎宮前駅までは、タクシーを使う。駅前から乗り込んで行き先を告げると、運転手は「ああ、菊池電車の駅ね」と言う。熊本電鉄、地元では菊池電車と呼ばれているようだ。

 「みなさん菊池電車、菊電と呼ぶんです。ウチはバスもやっているのですが、熊本電鉄はバス会社で、菊池電車とは別だと思われているくらいで」

 こう笑いながら話してくれたのは、今回案内してくれた熊本電鉄鉄道事業部の中野育生運輸課長。もともと熊本電鉄の鉄道路線は、1911年に菊池軌道の路線として現在の上熊本―藤崎宮前間で開通した。

 1913年には隈府(わいふ、後の菊池)まで延伸。旅客輸送もそうだが特に菊池方面の農産物を運ぶことが路線開業の最大の目的だったという。そして全通以来、熊本市と菊池市を結んで多くの貨物や旅客を運び続けてきた。

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最終更新:9/18(水) 5:40
東洋経済オンライン

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